日本自動車工業会は2025年6月24日、東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025」(会期:2025年10月30日~11月9日)の概要、メインビジュアルなどを発表した。

大会のテーマは、「ワクワクする未来を、探しに行こう」とし、キャッチフレーズには「いくっしょ モビショー!」が掲げられている。

参加企業は自動車メーカー、サプライヤー、スタートアップ企業など136社。海外自動車メーカーは、ドイツからメルセデス・ベンツ、BMW、MINI、中国からBYD、ASF(軽商用EVメーカー)、韓国からヒョンデ、KIAという7メーカーが参加する。ヨーロッパではドイツ系以外は参加していないのは寂しい。
会場では、モビリティの未来の姿(#FUTURE)、過去から近未来までのモビリティ(#CULTURE)、モビリティのビジネス(#CREATION)などの企画を展開する。
モビリティの未来の姿(#FUTURE)
前回の2023年の開催で好評の「Tokyo Future Tour」の第2弾を実施。「Tokyo Future Tour 2035」と銘を打ち、近すぎず遠すぎない10年後の近未来の技術や、それによってもたらされる生活の変化を体感できる内容としている。このプログラムでは様々な産業から100以上の企業・団体が集まり、2035年の未来の東京を出現させる。
モビリティそのものにワクワク(#CULTURE)
これまでも人々の生活に深く根ざし、ワクワクをもたらす存在であり続けてきたクルマ・バイクを中心に、様々なモビリティとそれらが持つストーリーに焦点を当てた、モビリティ好きの人が本気で楽しめるプログラムで、過去のなつかしいモデルも展示されるクルマ好きのための企画だ。
過去から現在の文化や世相とともに、その象徴として輝いていた乗り物が登場するカルチャー展示では、当時を知る人には懐かしく、初めて知った人でも好奇心がくすぐられる。屋外エリアでは、次世代燃料ごとのパフォーマンスを感じられるショーラン、レーシングカーやヒストリックカー、SUVなどによるデモラン&同乗体験を通じて、日常にある乗り物が生み出す非日常的なワクワクを体験できるようにする。
その他、貴重なスーパーカーやカスタムカー、キャンピングカーをはじめ、モビリティ好きの輪が広がる「コミュニティゾーン」や、子ども連れでも楽しめる、はたらく乗り物の展示、大人気の「トミカブース」、全国各地からの特産品が集まる「軽トラ市」なども開催される。
モビリティのビジネスにワクワク(#CREATION)
モビリティ産業の拡張を目指し、累計500社のスタートアップ企業と事業会社のビジネス共創による新しいワクワクを生み出す場として、ブース出展と「ピッチコンテスト&アワード」を実施。ブース出展には、多くのスタートアップ企業が参加を予定しており、業種・業界に限らない連携など、幅広いコラボレーションをサポートする。
ピッチコンテスト&アワードは、事業ステージごとの2部門制となり、それぞれの事業ステージごとのニーズに合わせたベネフィットを準備。また、トークステージ「未来モビリティ会議」では、「未来はみんなでつくるもの」を合言葉に、自工会正副会長による「これからのモビリティ社会のあり方」について語る特別セッションのほか、ビジネスセッションや、一般来場者にも楽しみやすいテーマのトークセッションが予定されている。
部門出展
乗用車、商用車、2輪車、車体、部品・機械器具、モビリティ関連の6つのカテゴリーより、136の出展企業が様々な展示を予定。コンセプトカーや最新技術、新たなサービスなどを展示する。
子供向けコンテンツ
前回の開催で好評だった職業・社会体験施設「キッザニア」とのコラボレーションコンテンツである「Out of KidZania in Japan Mobility Show」を今回も開催する。小学生以下を対象に、モビリティ産業に関わる多様な仕事を体験できるコンテンツ。また、会場の各所に「フードエリア」としてバリエーション豊かなキッチンカーが集結。食事のほかに会場の休憩場所としても利用できる。
「ジャパンモビリティショー2025」の公式アプリは、7月22日にApple Store、Google Play Storからリリースされる。
入場チケットは、9月上旬から販売が開始され、e+(イープラス)、イーティックスデータファーム、セブンチケット、ローチケ、チケットぴあ、各コンビニエンスストアで販売される。
