三菱ふそうは2013年11月23日、東京モーターショープレスデー初日に、車両総重量9~16tの中型トラックFIを国内初公開した。
このFIはダイムラー・トラック部門として三菱ふそうとインド・チェンナイにあるDaimler India Commercial Vehicles Pvt.(以下、DICV社)の二つの拠点が中心となり開発したプラットフォームを基に、「FUSO」ブランドのアジア・アフリカ向け戦略車として開発されたもの。2013年4月からDICV社オラガダム工場にて生産を開始、すでにケニア・スリランカ・ザンビアの各国で販売されている。
日本・ドイツ・インドの技術を融合し、アジア・アフリカ地域のニーズである、高い耐久性および積載量とパワフルな走行性能を実現した。三菱ふそうの小型トラック「キャンター」のキャビンおよび中型トラック「ファイター」の足回りをベースに開発されている。エンジンは新開発の4D37型ディーゼルエンジンを搭載し、6速マニュアルトランスミッションと組み合わせられる。
■三菱ふそうFI主要諸元