日産は、フォーミュラE世界選手権シーズン12(2025/26)において、オリバー ローランドとノーマン ナトーをフォーミュラEチームドライバーとして継続して起用することを発表した。

シーズン11(2024/25)では、日産フォーミュラEチームがチームランキングで3位となり、日産が完全にチームの運営を引き継いで以来、最高の成績を収めている。
現フォーミュラE世界チャンピオンのオリバー ローランドは、複数年契約に則り、6シーズン目となるシーズン12もチームに所属が決定。シーズン11では3回のポールポジション、7回の表彰台、うち4回の優勝を果たし、ドライバーズチャンピオンを獲得した。
ローランドはシーズン5で日産ドライバーとしてレース活動を開始し、3年間チームに所属。その後シーズン10で日産フォーミュラEチームに復帰し、シーズン11で初の世界タイトルを獲得した。
ノーマン ナトーは、日産フォーミュラEチームで3シーズン目を迎え、ローランドとともに引き続き参戦する。フォーミュラEレースでの優勝経験も持つナトーは、シーズン9でチームに加入し、安定してポイントを獲得。ローマでは初めての表彰台を獲得した。その後1年のブランクを経てチームに復帰し、マイアミではポールポジションを獲得するなど、安定した速さを見せている。
日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクター、およびチームプリンシパルであるトマソ ヴォルペは以下の通りに語った。「非常に成功したシーズンを終えて、シーズン12も二人のドライバーを継続して起用することにしました。運営体制をさらに強化し、レース期間だけでなくオフシーズンでの取り組みも進化させていきたいと考えています。ローランドとナトーとの間で築いた安定性と一貫性が、我々の成長をさらに加速させ、来季も3つのランキング全てで戦える力になると確信しています」
オリバー・ローランドのコメント
「日産フォーミュラEチームと複数年にわたる契約を結べたことを非常に嬉しく思います。これで6シーズン目になります。2023/24年に復帰してからの成果は素晴らしいものでした。フォーミュラEに来て以来、チームは私のホームのように感じており、厚い信頼と多くのサポートを受けています。シーズン12では、前回のパフォーマンスをさらに上回ることを目指します。そのためにオフシーズンでしっかり準備を進めていきます」
ノーマン・ナトーのコメント
「日産フォーミュラEチームでシーズン12も走れることを嬉しく思います。ここに残ることが目標でした。これで3シーズン目、連続では2シーズン目となり、前向きな気持ちで臨めます。まだ改善すべき点は多くありますが、今年はゼロからのスタートではないので、シーズン11で得た経験を活かしていきます。ローランドは来季も高いパフォーマンスを発揮すると思うので、チームランキングで一緒に戦えると確信しています」