2024年 ABB FIA フォーミュラE世界選手権の第10シーズンが開幕する今週末1月13日は、ABT CUPRAにとって、メキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットでフォーミュラE参戦100戦目を迎える特別な日だ。
復帰組のルーカス・ディ・グラッシとニコ・ミュラーがステアリングを握り、チームは中団グループに定着することを目指している。
ABTはCUPRAとともに1年間の中断を経て2023年にフォーミュラEに復帰して以来、マヒンドラ・レーシングのカスタマーチームとして参戦。ABTはルーカス・ディ・グラッシとダニエル・アプトを擁してメキシコシティですでに3度優勝している。
ルーカス・ディ・グラッシ #11
「今シーズンの17レースがメキシコのようなレースで構成されていたら夢のようです。ここではマシンを入れ替えたり、ピットストップを増やしたりしても、アクシデントがあっても、後方からスタートしても、いつも表彰台に上っています。メキシコでの週末はコース上だけでなく、パドックでもわれわれドライバーをロックスターのように扱ってくれます。ファンは世界のどこよりも熱狂的で、シーズン開幕にふさわしい場所です」
ニコ・ミュラー #51
「いよいよシーズンが始まるのは嬉しいです。肩の怪我から復帰するために、ここ数カ月はハードなトレーニングを積んできたけど、それも達成できたし、それ以上のこともできました。準備はできているし、開幕を楽しみにしています。ケンプテン(チームの所在地)でチームと一緒にシミュレーターを使って準備したところですが、エンジニアやメカニックたちの間でも期待と興奮が高まっているのが伝わってきます」