22年8月15日、ポルシェ・フォーミュラEチームに新しいチームメンバーが加わったと発表した。アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは新しいワークスドライバーとして、パスカル・ヴェアラインと共に、ABB FIAフォーミュラEワールドチャンピオンシップ・シーズン9に参戦する。
ポルトガル出身のダ・コスタは2023年1月14日、フォーミュラEの新時代となるGen3マシンでメキシコシティが最初のポルシェでの参戦になる。
ダ・コスタは2014年から世界初の電気自動車レース、フォーミュラEに参戦してきた。そして、2019/2020シーズンのチャンピオンシップタイトルを獲得。長いフォーミュラEのキャリアの中で、96レースに参戦し、7回優勝、16回の表彰台、8回のポールポジションを獲得している。また、ダ・コスタは2012年、2016年にマカオGPで優勝し、そして2022年元レッドブルF-1のテストドライバーとしてル・マン24hレースでもLMP2でクラス勝利している。
「私はアントニオが乗ってくれることを大変嬉しく思います。かれはレーシングドラバーとして信じられない技術をFEだけに関わらず多くの勝利で証明しています」とポルシェモータースポーツ副社長のトーマスラウンドバッハはいいます。「彼をドライバーとして高く評価し、人として魅力があると思います。彼は前向きで、ポルシェのモータースポーツファミリーと相性がいいです。私は勝利とタイトルを獲得することを信じています」
「これは夢のようです。私はすでにこのチームで勝つことを楽しみにしています」と5ヶ国語を操るモータースポーツジャンキーのダ・コスタは話している。「私のレースキャリアの中でポルシェによって感動し、そしてFEだけでなく、全てにおいて勝つこと、それがブランドのDNAであると。私はその同じ野望を共有し、そしてチームとの絆を深めGen3時代をスタートさせることに期待しています」
これまでのアンドレ・ロッテラーからは発表はないものの、WECに専念すると噂れている。フォーミュラEでは通常のレーシングマシンとは異なる操作が多いため、思うようなリザルトには結び付かなかった。