日産は2020年8月12日、ベルリンのテンペルホーフ飛行場で開催されたフォーミュラEシーズン6の第10戦で、オリバー・ローランド選手が優勝しました。「日産e.dams」にとってこれがシーズン6での初優勝となります。
2019年から2020年にわたるシーズン6は新型コロナウイルスの影響で異例のレーススケジュールとなり、ベルリンで8月5日が第6戦、6日が第7戦、8日が第8戦、9日が第9戦、そして第10戦が8月12日、第11戦が8月13日に開催されています。
第10戦では、日産e.damsチームの22号車を操るオリバー・ローランド選手が予選でポールポジションを獲得し、決勝でも全周回にわたってトップを走行。フォーミュラEにおける初優勝を飾ることができました。23号車に乗るセバスチャン・ブエミは予選22位からスタートして、決勝は10位でした。
今回のレースで日産e.damsチームはは29ポイントを獲得し、チームランキング2位を維持しています。また、ローランド選手は今大会の優勝により、ドライバーズランキングで2位に浮上しました。
優勝したオリバー・ローランド選手
「チームには感謝してもしきれません。今回の優勝は、私のキャリアの中で最大の勝利であり、特に参戦しているドライバーたちの高いレベルを考えると、これこれ以上の勝利はありません。このようなトップドライバーたちを相手に戦い、優勝できたことは本当に素晴らしいことです。今シーズンは自信を失ってコンマ2〜3秒ほど差をつけられてしまうことが何度かありましたが、前レースでスーパーポールセッションに進出し、3番手からスタートしたことが良いステップになりました。今ではすべてがうまくいっています。チームは本当に良くやってくれていますし、マシンは最高です。今シーズンの終盤はずっと好調なパフォーマンスを維持しており、この勢いを来シーズンにつなげていきたいです」と語っています。
なお第10戦では、2位はアウディのサポートを受けるエンビジョン・バージン・レーシングのロビン・フラインス選手、3位はアウディスポーツABTシェフラー・チームのレネ・ラスト選手が表彰台に立っています。