コーンズ 会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」を公開

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは2023年5月17日、今夏7月に正式オープン予定のアジア初となる会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA(マガリガワ) CLUB」をメディア向けに先行公開した。

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、2020年8月に計画を発表していたが、新型コロナ禍の影響もあり、予定より半年遅れで正式オープンを迎えることになった。

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「THE MAGARIGAWA CLUB」(千葉県南房総市富浦町居倉89-1)は約100万m2の敷地面積に広がる会員制ドライビングクラブで、その中心には全長3.5kmのサーキットが位置している。コンセプトに「どのサーキットにも似ていないコースを持つ、世界に唯一のドライビングクラブ」を掲げ、東京都心や羽田空港、成田空港からクルマで約1時間の立地で、ヘリコプターで着陸することも可能だ。

コーンズ・モータースが販売するフェラーリ、ランボルギーニ、ベントレー、ロールスロイスなどの超高級車は超高性能であり、そのオーナーやその家族、仲間たちが心から運転を楽しめ、同時にラグジュアリーな余暇を過ごすことができる場所を提供するというコンセプトのもと、この「THE MAGARIGAWA CLUB」は300億円を上回る大規模投資により建設されている。

走行するコースは、レース用のサーキットではなくオーナーが楽しめるコースと位置づけ、世界のF1サーキットの設計を一手に引き受けるドイツのTilke Engineers&Architects社が設計を担当した。「THE MAGARIGAWA CLUB」が位置する房総の山地の特性を活かし、標高差250m、上り勾配20%、下り勾配16%、そして多くのブラインドコーナーを含む22のコーナー、800mのストレートというコースレイアウトで、変化に富み、きわめてトリッキーで難易度の高いコースになっている。

ストレート区間

レース用ではないためコース幅はそれほど広くないが、ストレート部では軽く200km/hオーバーに達するため、十分なランオフエリア、さらに衝撃吸収式クラッシュバリアを配置し安全性にも入念に配慮が加えられている。

コース幅に対して十分なランオフエリア

また、コースの路面は摩擦力が最大化されたサーキット路面と通常のアスファルト路面の中間レベルの摩擦係数とされ、しかもコース全域に全く継ぎ目がない滑らかな路面となっている。

急坂ブラインドコーナーの視界は空しか見えない

またコースの大半の両側は崖になっており、エキゾーストサウンドが反響して、ドライバーを高揚させるようなシチュエーションだ。

コースのピットは、エアコン完備の完全な建屋内に配置されている点も通常のサーキットとは全く異なるところだ。

通常のサーキットとは全く異なる全天候型ピット

コースは会員それぞれの愛車で走行が可能で、走行用の車両保管場所(オーナーズガレージ)も別途設置されており、走行前後の車両メンテナンスサービスも受けられる。また、プロドライバーによるプライベートレッスンを受けることができ、愛車のポテンシャルを安全に満喫することもできる。

エントランスのロビー

クラブハウスは日本の伝統建築の要素とモダンさを融合した贅を極めたデザインで、コースを走るクルマを眺めながら食事ができる金谷リゾートがサービスを提供するレストラン、バーラウンジ、子供が安心して遊べるファミリーラウンジなどを完備。

さらにトレーニングルームやマッサージルーム、25mプール、天然温泉、娯楽ルーム(麻雀、ポーカー、カラオケ、シミュレーター)などの設備、施設が配置され、高級リゾートホテル以上にラグジュアリーな時間を限られた人々や家族全員で過ごせるようになっている。

また、敷地内には入札形式で購入できる宿泊棟もあり、開業時には全9棟、約245m2〜28m2のさまざまなメゾネット・タイプが用意される。

「THE MAGARIGAWA CLUB」は富裕層を対象にした会員制のドライビングクラブで、正会員(上限数500名)とアソシエイト会員(上限数750名)によって構成される。入会費は正会員が3600万円(年会費22万円/コース利用料別途)、アソシエイト会員が400万円(年次費用105万円/5年毎更新/更新費180万円)となっている。

THE MAGARIGAWA CLUB 公式サイト
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド 公式サイト

COTY
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