2018年トヨタはWEC世界耐久選手権シリーズのル・マン24時間レースを制覇した。モータリングライター&エディターとして活動する世良耕太氏が追った4551日。
トヨタは世界最高峰の自動車レース、ル・マン24時間レースに挑戦を続け、そして負け続けた。最高位は2位。2006年に始まったハイブリッドシステムをレースで鍛える活動が、ル・マン初優勝への挑戦の始まりでもあった。
エコカーの代名詞でもあるハイブリッドシステムで、レースに参戦し次世代の技術として開発していく。ハイブリッドでもレースが戦え、そしてル・マンでも優勝できることを信じ、証明するためにトヨタのエンジニアは挑戦する。
2016年はトップを独走しながら、わずか5分前に「no power」とドライバー無線が飛び、手中に収めかけた勝利を逃した。17年はライバルより圧倒的に速いマシンを開発しながらも相次いでトラブルが発生し、勝利を逃した。18年、トヨタはもう負けるわけにはいかない背水の陣・・・
【出版概要】
・書名:トヨタ ル・マン24時間レース制覇までの4551日
・著者:世良耕太
・体裁:四六判 約230ページ
・発行日:2018年7月18日(月)
・価格:1,620円(税込)
・発行元:株式会社三栄書房