自動車技術会というのをご存知だろうか?自動車に関わる研究者、技術者、および学生などで構成される団体で、1947年(昭和22年)に「自動車に関わる科学技術の進歩発達を図り、もって学術文化の振興及び産業経済の発展ならびに国民生活の向上に寄与する」目的で設立されている。
ひらたく言えば、自動車メーカーやバイクメーカー、大学などの研究機関に所属している方たちが会員で、4万人を超える会員数を誇る公益社団法人。つまり各分野において、最先端技術を研究している人達が所属している団体というわけだ。
主な事業活動といえば、学術講演会、シンポジウム、フォーラム、公開委員会などを通じて、社会的要請の高い課題や将来技術に向かっての調査、研究を重ねた結果を広く社会に提供・紹介している。
そして、この講演会やシンポジウムは一般の人でももちろん聴講が可能であり、今、日本で起きている技術革新の今を知る少ない機会でもあるのだ。
来たる2013年3月1日(金)に「モータースポーツ技術と文化」というタイトルで、サブタイトル「モータースポーツ・テクノロジー、最前線」が開催され、聴講できるチャンスのお知らせだ。
今回開催されるシンポジウムは、毎年恒例のモータースポーツシンポジウムで、国内外の各種レースに今、まさに参戦しているホットな内容の講演や、次世代レーシングエンジンに関する対談など、最新技術に触れるチャンスであり、歴史的観点からロータリーエンジンによるレースについても取り上げるという。
主な講演内容は以下のとおり。
・マツダ モータースポーツヒストリー 講演者マツダ:山本修弘氏
・レース用トヨタHVシステム開発 トヨタ自動車:石田竜太氏
・WTCC シビック用エンジン開発 本田技術研究所:平山直人氏
・LMP2エンジン開発 ニスモ:稲垣建夫氏
・GT300プライベーター参戦記 Studie AG:鈴木康昭氏
・2012年YZR-M1マシン開発-1000CCで何が変わったか ヤマハ発動機:辻幸一氏
・対談:開発者が語る次世代レーシングエンジンの胎動-新規格2.0L直噴ターボエンジンは日本のレースを変えるか- ニスモ:石川祐造氏、本田技術研究所:坂井典次氏、トヨタ自動車:永井洋治氏、司会進行:モータースポーツジャーナリスト:小倉茂徳氏
というなんともゾクゾクするような内容になっている。
申し込みは下記の専用サイトからオンライン登録できるので、是非最先端のモータースポーツ技術に浸ってみよう。
日時:2013年3月1日(金)10:00〜16:55会場:工学院大学 3F アーバンテックホール 新宿区西新宿1-24-2
主催:公益社団法人 自動車技術会
企画:モータースポーツ部門委員会
定員:250名
申し込み先:(2012年度のNo11-12)