【スバル/STI】2013年のモータースポーツ活動の概要を発表。ニュルブルクリンク24時間は3連覇を目指す!

2012年のSUPER GTシリーズ(JAF-GP)にて

2013年1月11日、富士重工業と同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は、2013年のSUBARUモータースポーツ活動についての概要を発表した。同日、幕張メッセで開催された「東京オートサロン2013」の会場ではSTIの唐松洋之社長が計画を発表するとともに、STI モータースポーツプロジェクトの辰己英治室長と新井敏弘/吉田寿博/山野哲也/佐々木孝太の4選手が、新たなシーズンへの意気込みを語った。

まず、日本国内で最もポピュラーなカテゴリーであるSUPER GTシリーズには、今シーズンも「SUBARU BRZ GT300」で出場する。辰己英治室長兼総監督の指揮のもと、STIが設計・組上げを担当したこのJAF GT車両は2LのBOXERターボエンジンをフロントに搭載し、量産車と同様のFRレイアウトを採用する。

チーム運営も引き続き、神奈川県に本拠を置く「R&D SPORT(本島伸次代表)」が担当。ドライバーも2012年シーズン同様の山野哲也、佐々木孝太という体制だ。2年目の今シーズンは車両の空力やシャシーなどに改良を加えて、早期のクラス優勝とシリーズ優勝を目指すとのことだ。なお、タイヤはミシュランを新たに採用する。

2012年のニュルブルクリンク24時間レースにて

次なる計画発表は6年連続の挑戦となるドイツ、ニュルブルクリンク24時間レースへの参戦だ。2013年は5月17日から20日に開催される。STIは2011年と2012年のSP3Tクラスでクラス優勝を果たしており、本年は3連覇を目指す。さらなる低重心化などで競争力を高めたインプレッサWRX STIは、4月に現地で行われる耐久レース(VLNシリーズ)にも出場してセットアップを行う。

なお、車両開発およびチーム運営を統括するのは総監督となったSTIの辰己英治室長だが、昨年は助監督だった小澤正弘氏が監督に昇格し、ツートップ体制に強化された。日本人ドライバーは昨年と同じ、吉田寿博と佐々木孝太の2選手。これに欧州のドライバー2名を加えた4名で本番に臨む。また、これまで同様に全国スバル特約店から選抜されたサービスマンをチームクルーとして派遣する。

2012年のインターコンチネンタルラリーチャンレンジ(IRC)にて

最後に、FIAが主催する国際ラリー選手権の各シリーズへの参戦支援計画の概要も発表された。2013年より新たに発足するFIA世界ラリー選手権(WRC2)や、インターコンチネンタルラリーチャンレンジ(IRC)と統合した新生ヨーロッパラリー選手権(ERC)に出場するSUBARUカスタマーへの支援については、従来レベルの支援計画を予定しており、詳細は決定次第順次公開していくとのことだ。

SUBARU モータースポーツ公式 サイト

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