富士スピードウェイで開催されているアマチュアのエントリーレース、「富士チャンピオンレース・シリーズ」に新設されるワンメーククラス、「86 & BRZ」クラスの車両規則が決定した。なお「86 & BRZ」の最初のレースは、10月27日のシリーズ第5戦「ロードスターNA6/NB6」レースと混走という形でスタートが切られる。
「86 & BRZ」クラスの車両規則は、JAF N1(量産ツーリングカー)規則に準拠している。使用できるタイヤは、205/55R16サイズで、メーカーはブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップに限定。ホイール幅は、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5インチが使用可能。
サスペンションは、ダンパー、スプリング、スタビライザー、ナックルアームの変更は可能。ブレーキはパッド、ホースの変更、バックプレートの除去、冷却ダクトの取り付けも認められる。
車体は安全燃料タンク装着は許される。またロールケージは指定品(トヨタ・テクノクラフト製)のみしか装着できない。
エンジンは、バルブ・スプリング交換、ピストン/コンロッドの重量バランス調整、ヘッドガスケット交換、オイルパンのバッフル加工、ポートの段付き修正(5mm以内)、オイルクーラー取り付けなどが許される。
このように一部の指定部品以外は「N1」規定が適用されるため、ローコストを前提のレースとはいいながら、かなりの費用を用意する必要がある。
なお2012年は、第5戦:10月27日、第6戦:12月9日がロードスターとの混走で行われ、本格的なワンメークレースとしては2013年からとなる。