3・11の東日本大震災ではツインリンクもてぎも被災している。ロードコースには2ヶ所で段差ができてしまい、サーキットを使うイベントは全て使用できない状態となっていた。しかし、先ごろ、そのロードコースの修復工事が完了し、完全復活した。
そこで2011年7月2日(土)〜3日(日)にかけて開催される、全日本ロードレース選手権とあわせて『復活』セレモニーの開催や、さまざまな特典もあるスペシャルイベントが行われる。
スペシャルイベントの目玉のひとつに、往年の名車によるデモンストレーション走行が開催される。修復工事を終えたロードコースで、ホンダ・コレクションホール所蔵の名車たちが懐かしい『ホンダサウンド』を復活させる。
RC181
1967年。世界選手権ロードレース500ccクラスに出場したマシンで、当時のライダーはマイク・ヘイルウッド。空冷4サイクル4気筒 85ps以上
NSR500
1984年。世界選手権ロードレース500ccクラスのチャンピオンマシン。当時のライダーはフレーディ・スペンサー。水冷V型4気筒2サイクル140ps以上
VTR1000SPW
2000年。マン島TTレースにジョイ・ダンロップが出場したマシン。V型4気筒に終止符を打ち90度V型ツインエンジンを搭載。水冷4サイクル180ps以上
RS125R
ホンダが販売した市販のロードレーサー。数多くの世界チャンピオンを誕生させたマシンで、坂田和人、上田昇、青木治親、近年ではダニ・ペドロサやアンドレア・ドヴィツィオーゾらも使用。1984年〜1998年まで販売された。2サイクル単気筒33ps〜43ps、69万円〜87万円
RA300
1967年のF1マシン。ジョン・サーティーズがドライブし、モンツァのデビューレースで優勝をしている。水冷4サイクル90度V型12気筒 420ps
マクラーレン ホンダMP4/6
1991年のF1マシン。当時のドライバーはアイルトン・セナとゲルハルト・ベルガー。ターボからNAの時代に移行し、マクラーレン車としては初めてホンダのV型12気筒エンジン(RE121-E /3493cc)を搭載したマシン
これらのマシンは岡田忠之、上田昇、宮城光というこちらも往年の名ライダーたちが揃う。また、これらのサーキットイベントのほかにも、「がんばろうニッポン」の人文字を全日本に出場するライダーたちと一緒に作ったり、花の種を入れた風船を飛ばすセレモニーなど盛りだくさんなイベントが用意されている。さらに早期来場者特典があり、先着1100名にロードコースをバイクで一周するパレードランの体験(先着200名)、VIPテラス席入場券(先着600名)、熱気球搭乗体験(先着100名)などもある。(受付は全て7:30中央エントランス)
イベントに関する詳しい情報