{フィアットグループでも別格扱いのトップブランド}
フィアットグループの中では、アルファロメオ、アバルトとともにアッパークラスのブランド・グループに入っているが、マセラティは別格扱いでフェラーリとともにフラッグシップ・ブランドと位置付けられている。エンジンはフェラーリと共同開発。戦後の市販車メーカーとしての出発点は1946年のジュネーブショーで発表した初のグランツーリスモ「A6」だろう。Aは創業したアルフィエール・マセラティの頭文字、それと6気筒を意味している。一方F1が始まった1954年にマセラティは250Fで参戦し、名ドライバーファン・マヌエル・ファンジオにより勝利を手にすることになる。そして57年には世界チャンピオンとなっている。現在は、クワトロポルテ、グランツーリズモ/グランカブリオ、ギブリというラインアップの他、5ドアSUVのレバンテ、そして2+2のGTカーのアルフィエリが追加される。