2012年5月17〜20日に開催される「ニュルブルクリンク24時間レース」の前哨戦であり、実戦テストの場と位置付けられているニュルブルクリンク耐久(VLN)シリーズ・第2戦、4時間耐久レースが4月14日に開催された。このレースには既報のようにGAZOOレーシングからLFAが1台、注目の86が2台が参戦し、これ以外に地元組としてレクサスIS-Fが1台、トヨタ・スイスチームから86が2台出場した。LFAはクラス優勝、86はそれぞれ6位、8位という結果だった。
プロチーム、アマチュアチームが入り混じって出場台数181台という盛況ぶりで、総合優勝はマンタイレーシングのポルシェ911 GT3-Rが獲得。マンタイ・ポルシェと激戦を演じたのが同じクラスのBMW Z4であった。
GAZOOレーシングは木下/脇阪組のレクサスLFAがSP8クラス優勝(総合22位)、地元ドライバーと山内一典(グランツーリスモ制作者)が乗るレクサスIS-F はSP8クラス3位(総合58位)となった。
GAZOOレーシングの86は、石浦/井口/高木組の2号車がSP3クラス4位(総合109位)、影山/佐藤/勝又組の1号車がSP3クラス8位(総合128位)であった。またトヨタ・スイスチームの2台の86はSP3クラス7位(総合123位)、SP3クラス10位(総合137位)という結果で、NA2.0LエンジンクラスのSP3クラスの優勝はニュルブルクリンクレース常連のホンダ・シビックであった。
なお、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦する日産GT-R、スバルWRX-STIは、今月28日に開催されるVLNシリーズ第3戦「ADACカップ」レースに出場する予定で、もちろんこのレースにはGAZOOレーシングも出場する。GT-Rは既報のように、開発者の水野氏が率い、STIも順調にシェイクダウンを済ませている。(画像:VLN Web)