トヨタ自動車は2015年10月5日、英国生産モデルのアベンシスをマイナーチェンジして同日より発売を開始した。今回は内外装を一新するとともに、JC08モード走行燃費を14.6km/Lとするなど走行性能を向上。さらに全車に衝突回避支援パッケージのToyota Safety Sense Cを標準装備とした。そのほかの概要は以下の通りだ。
まずエクステリアでは、LEDクリアランスランプと組み合わせたBi-Beam LEDヘッドランプを採用。大きく力強いロアグリルにより、よりダイナミックなフロントマスクを表現している。
一方でインテリアは、インパネ上部からフロントドアの上部へ流れるようなデザインとすることでフロント全面を一体化し、ワイド感を表現。センタークラスターの意匠変更も、よりシャープな印象を与えることが狙いだ。さらにメーターは迫力ある円筒形状のシリンダーデザインとするなど、プレミアム感を訴求している。
シートは形状を変更し、座った時のホールド性を向上させている。Liは内装色に新色のテラコッタを採用し、シート表皮はアルカンターラ+本革仕様としている。またXiは内装色をグレーとして、アルカンターラ+ファブリックのシート表皮としている。
ハード面もアップデートされている。CVTの改良などにより燃費を向上させて、JC08モード走行燃費14.6km/Lを達成。また衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージのToyota Safety Sense Cを全車に標準装備。これはレーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせて、異なる2つのセンサーで高い認識性能と信頼性を両立。多面的な安全運転支援が可能な最新デバイスだ(先行車発進告知機能は付帯せず)。