トヨタは2015年8月21日、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数が2015年7月末までに804.8万台となり、800万台を突破したと発表した。
ちなみに市販第1号はコースターハイブリッドEVで、1997年8月に日本国内で発売している。よく知られている世界初の量産ハイブリッド乗用車である初代プリウスの発売は、少し遅れて同年の12月のことだった。
なお、700万台を突破したのが2014年9月末だったので、それからわずか約10か月という短期間で累計販売台数800万台を達成している。トヨタは直近の1年間でも新型エスクァイア(2014年10月発売)、新型シエンタ(2015年7月発売)をはじめ3車種で新たにハイブリッドモデルを投入。2015年7月末現在、ハイブリッド乗用車30モデル、プラグインハイブリッド車1モデルを、合わせて約90以上の国・地域で販売している。
また今秋(2015年)にはRAV4ハイブリッドを米国で、年内には中国産ハイブリッドユニットを搭載したカローラハイブリッドとレビンハイブリッドを中国で発売予定であり、さらなるラインナップの拡充、販売地域の拡大に引き続き努めていくとのことだ。
なお、2015年7月末までに販売したハイブリッド車のCO2排出抑制効果は、車両サイズおよび動力性能が同等クラスのガソリンエンジン車のCO2排出量と比較して、約5800万トンに上るとトヨタでは試算。気候変動の原因のひとつとされるCO2の削減に貢献したことは明白だ。またガソリン消費抑制量は、同等クラスのガソリンエンジン車のガソリン消費量と比較し、約2200万kLの効果があったとトヨタでは試算している。