スズキ オートギヤシフト(AGS)が、第13回新機械振興賞「機械振興協会会長賞」を受賞

第13回新機械振興賞「機械振興協会会長賞」を受賞した、オートギヤシフト(AGS)

スズキは、「ドライバビリティと使い勝手を向上させたAMTの開発」において、第13回新機械振興賞「機械振興協会会長賞」を受賞した。

新機械振興賞は、機械工業に関わる優秀な研究開発およびその成果の実用化によって機械工業技術の進歩・発展に著しく貢献したと認められる、企業や大学、研究機関及び研究開発担当者に与えられる賞で、スズキは今回が初受賞となる。

AMTは、マニュアルトランスミッションとオートマチックトランスミッションの利点を両立した新トランスミッションである。スズキは「オートギヤシフト(AGS)」の名称で開発し、既存の安価な5速マニュアルトランスミッションにクラッチおよびシフト操作を自動で行なう電動油圧式アクチュエーター(マグネット&マレリー製)を搭載。AMTのネガな部分とされる、変速速度の遅さ、変速時の失速感など改善することに成功し、容易な運転と低燃費走行を実現した。

またシステム制御を見直し、変速時のシフトフィーリングを向上させてダイレクトなドライブ感で運転する楽しさを提供し、さらにパーキング機構、クリープ機構を追加して使い勝手を向上させた。「アルト」、「エブリイ」、「キャリイ」、海外モデルの「セレリオ」等に搭載されている。

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