日産は4月19日から開催される上海モーターショーで、新型グローバルハッチバックのワールドプレミアを行う。いうまでもなくこれはティーダのフルモデルチェンジモデルである。
中国では東風日産から発売され、2010年には8万5000台を販売しており、世界165カ国で販売されるグローバルモデルである。日産にとって最多販売車になっているのだ。
新型ティーダは、従来通りヤングファミリー層をメインターゲットとし、プレミアムで俊敏さを表現したスタイリング、クラストップの快適性、低燃費と運転のしやすさの実現が開発コンセプトになっている。
デザインは、従来型より滑らかな曲面を多用して一段と立体的な造形にしている。ホイールベースは従来モデルより100mm延長され、クラストップの後席居住スペースを確保しているという。
エンジンはHR16DE型を採用。最新のデュアルインジェクターや、副変速機付エクストロニックCVTを組み合わせ、またターボエンジンも設定される。
このニューモデルは東風日産の広州花都工場で生産され、2011年5月末に販売を開始予定。その後日本を始め、世界各地での生産も立ち上げられる予定だ。
なお、上海モーターショーには東風日産乗用車公司の自社開発ブランドのヴェヌーシアのコンセプトカーも出展される。ヴェヌーシアの第1号モデルは、2012年前半に発売される予定で、12年中にはさらに1車種を追加し、合計2車種発売を計画している。