日産ルークス 広いスペースと使い勝手をアピール

軽自動車でもっとも人気の高いカテゴリーがスーパーハイトワゴンですが、2020年5月18日に日産のルークスについてオンライン説明会がありました。

2020年2月25日に新型ルークスは発表され、3月19日から発売が開始されています。通常であれば試乗会が開催され、多くの媒体やジャーナリストにより新型ルークスの使い勝手や乗り心地、ダイナミック性能などのレポートが誌面を賑わし、ユーザーも多くの情報を手にすることができます。しかし、コロナウイルス感染拡大により、すべてのイベントは中止され、取材活動にも制約が入り、発信したい情報が発信できない、という状況の中で、日産はWebを使った説明会を行なったというわけです。

そこで説明されたものは改めてルークスをよく理解するための情報でした。では早速くわしくみてみましょう。

使い勝手を熟考しシートアレンジも豊富に

新型ルークスの特徴は、使い勝手の良さとスペースの広さという点があると思います。ボディサイズも見直し現行ルークスに対して、もちろん全長とや全幅は軽自動車枠いっぱいのサイズですが、前後のオーバーハングを短くすることでホイールベースを+65mm拡大でき、2495mmにしました。そのためキャビンスペース拡大に大きく貢献しています。

またリヤシートのスライド量を大きくし、シートバックを直角に近い角度までアップライトにしたため、荷室の使い勝手が大きく向上させることができています。スーツケースはN-BOX、タント、スペーシアといったライバルは3個まで搭載できますが、ルークスは4個搭載できることをアピールします。

また後席のスライド量も320mmでクラストップとなっています。そして後席のたたみ方も従来はダイブダウン方式にしていましたが、シートを起こすときに女性が片手では重いという欠点があり、新型ルークスはフォール&ストー式に変更しました。その結果、前席のスライドに影響されることなく倒すことができ、かつ操作は軽く、背もたれを倒すだけのシンプル操作になりました。

また後席を倒した時の荷室長もクラストップを誇り、アンダーボックス(2WD)の収容能力もクラストップの容量を確保しています。

もちろんシートアレンジも豊富で、特に後席のスライドを一番前までスライドさせると、運転席から容易にリヤシートへ手が届く距離になり、チャイルドシートに乗せた子供の世話も容易にできるようになりました。

また両サイドのスライドドアの開口部もクラストップでタントのBピラーレスには及ばないものの子供を抱き抱えたままシートへのアクセスが容易になるなど、使い勝手を徹底的に研究したということです。

そのスライドドアでは便利な機能として足を蹴り込む仕草でセンサーが反応し、ドアがひらくハンズフリーオートスライドドアを装備している点も高評価です。センサーの位置はBピラーの延長線上というわかりやすい場所に設置しているため、蹴り込む動作を繰り返してセンサーの反応を探る必要がありません。

静粛性にも大きく拘ったのも新型ルークスの特徴です。ピラートリム、ドアトリム、ラゲッジトリムなどの吸音材やピラー遮音材などにより巡航時の功績の静かさではクラストップの静粛性をもっているということです。


嬉しい装備に安全装備や先進装備類がありますが新型ルークスでは、高度運転支援機能のプロパイロットをはじめ、アダプティブLEDヘッドランプ、アラウンドビューモニター、踏み間違い衝突防止アシストなどなど、多くの運転支援装備を充実させているのも特徴と言えるでしょう。

販売台数ではこれまでホンダのN-BOXがダントツで売れています。ここにきて姉妹モデルの三菱eKスペース、eKクロススペースも含め新型ルークスの猛追が始まりました。どこまでN-BOXを追い込み追い越すのか?この先の動向にも注目ですね。

ルークス関連情報
日産公式サイト

COTY
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