日産自動車は2024年10月1日、NV200バネットをベースにした車中泊などが簡単にできる「NV200バネット MYROOM」を12月から発売すると発表した。
NV200バネット MYROOMは、キャラバン MYROOMに続くMYROOM(マイルーム)シリーズの第2弾で、キャラバンよりコンパクトなボディサイズのため、日常使いでの使い勝手も兼ね備えたモデルとなっている。車中泊はもちろん、自分だけのリビングルームとして使用できるのが特長だ。
エクステリアは、ブラックグリルやブラックドアハンドル、ブラックドアミラー、ブラックスチールホイールなど、黒を基調としたパーツによって外観の印象を引き締めている。リヤサイドガラスとバックドアガラスにはMYROOM専用ステッカーがディーラー・オプションとして設定されている。
インテリアは木目パネルを多用している。クリーンな印象の明るい木目調を室内各所に使用し、専用装備の2 in 1シートと平置きベッドには質感の高いヘリンボーン生地を使用することで、シンプルでナチュラルな雰囲気を持ちながらもリッチなクオリティを演出している。1人でゆったり、2人でぴったりくつろげる洗練された空間を提供する。
MYROO専用装備となる2列目の2 in 1シートは、用途に合わせて簡単にシートアレンジをすることができる。
そのシートは、乗車移動時では程よい硬さで乗り心地を追求し、駐車時に後部座席側に反転させて使用する際には、柔らかなソファーのような座り心地を生み出す。
バックドアを開ければ、車内で自然の景色を楽しみながらくつろぐことができる。なお、この2 in 1シートは、通常のドライブ・モードの状態では3人掛けのベンチシートとなるため、5人乗りが可能だ。
また、平置きベッドと、好きな位置で固定が可能なスライドテーブルを組み合わせることで、リビングルームモードやベッドルームモードなど、車内を自在にアレンジすることができる。
サスペンションは、乗り心地向上をより向上させるために2WDモデルはコンフォート・サスペンションを採用し、快適なドライブが実現している。
運転支援システムは、ベースモデルであるNV200バネットに標準装備されている「インテリジェント DA(ふらつき警報)」や、「踏み間違い衝突防止アシスト」などを装備。
なお、ディーラー・オプションとしてEV「リーフ」で使用されていたバッテリーを再利用して開発した「ポータブルバッテリー from LEAF」からMYROOMに給電することで、電源のない場所でも、車内のAC100Vコンセントが活用でき、家庭と同じように過ごすことができるのも車中泊で使用するときに利便性が高いことも特長になっている。