日産 NV200バネットの安全装備拡充と、日産モータースポーツ&カスタマイズからは車中泊仕様車を発売

日産自動車は2024年7月19日、商用バン/ワゴン「NV200バネット」の一部仕様向上し、ワゴンは19日から、バンは8月上旬に発売すると発表した。

今回の一部仕様向上では、車速60km/h以上での走行時、ドライバーのハンドル操作から注意力が低下していると判断したとき、音と表示でドライバーに休憩を促す「インテリジェント DA(ふらつき警報)」や、駐車時や低速走行時、ブレーキと間違ってアクセルを踏み込んでしまったときなどに衝突防止をアシストする「踏み間違い衝突防止アシスト」を全車標準装備し、全車サポカーSワイド対象となるなど、安全装備の拡充を図っている。

さらに、多彩な車両情報が見やすい7インチのアドバンスドドライブアシスト・ディスプレイを新たに採用し、メーターの視認性と機能向上を図っている。

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■特装車両

日産モータースポーツ&カスタマイズも「NV200バネット」をベースとした車中泊仕様車「マルチベッド」、ライフケアビークル(LV)「チェアキャブ」、商用特装車「ワークユースビークル」シリーズを一部仕様向上し、「マルチベッド」のワゴンベース車は19日から、「マルチベッド」のバンベース車と「チェアキャブ」、「ワークユースビークル」シリーズは8月上旬から発売すると発表した。

これらの特装モデルも、標準モデルと同様の一部仕様向上が行なわれている。

NV200バネット「マルチベッド」

・NV200バネット「マルチベッド」
NV200バネット「マルチベッド」は、日常的には家族の送迎や通勤、買い物などに使用し、アウトドアスポーツや大きな機材を使用する趣味を楽しむ場合、あるいは、ペット連れの旅を楽しむ人のために、跳ね上げ収納式のベッドシステムを備え、高い実用性と快適な休憩のためのスペースを両立させたモデルだ。

・NV200バネット「チェアキャブ」
NV200バネット「チェアキャブ」は、車両後部のスロープから車いすのまま車内に乗り込める車両。主に病院や福祉施設の送迎車や介護タクシーなど、法人向けの需要に適した多人数乗りの車いす仕様車としている。

NV200バネット「チェアキャブ」

使い方や乗車人数に合わせた3種類の室内レイアウトを設定しており、車いすやストレッチャーの乗員を含めて4〜7名が乗車することが可能。また、乗降用手すりやオートステップ、助手席スライドアップシート(オプション)などを装備することで、車いす乗員だけではなく、介助者や自力で歩行できる人にも乗降しやすい仕様となっている。

・NV200バネット「ワークユースビークル」シリーズ
保冷バン、自動昇降リフター付バン、上級装備のVX2人乗りバン、外装VX仕様ルートバンをラインアップしている。

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