日産自動車は2016年1月18日、ビジネスモデルの「NV200バネット バン」を一部仕様変更し、同日より発売すると発表した。また同日に、ビジネスモデルのボンネットバンである「AD/ADエキスパート」の法規対応を実施するとともに全国小売希望価格を改定し、こちらは1月26日より発売すると発表した。
今回のNV200バネット バンの一部仕様変更では、AM/FMラジオの性能向上を実施。また安全に関する法規制強化(2016年4月1日より適用されるオフセット衝突時の乗員保護の技術基準)への対応として、バン全車に助手席SRSエアバッグシステム、バン5人乗り車にセカンドシートELR付き3点式シートベルトを標準装備とした。また、バン5人乗り車にメーカーオプションとして6:4分割式セカンドシート(上下調整式ヘッドレスト付き)を設定した。
次に日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンでは、NV200バネット バンの一部仕様変更に合わせて、これをベースにしたライフケアビークル(LV)の「チェアキャブ」を一部仕様変更し、日産の販売会社を通じて発売した。このチェアキャブは車両後部のスロープから車いすのまま車内に乗り込める車両だ。コンパクトなボディサイズでありながら十分な室内空間を確保しているベース車のNV200バネットの特長を活かして、主に病院や福祉施設の送迎車や介護タクシーなど、法人向けの需要に適した多人数乗りの車いす仕様車として活躍している。
最後にAD/ADエキスパートの法規対応とは、2016年4月1日より適用されるオフセット衝突時の乗員保護の技術基準と、2016年8月1日より適用される自動車の電磁両立性(EMC)の技術基準への適合を実施したものだ。
前者は国土交通省が定める安全に関わる技術基準で、車両総重量2.5t以下の貨物自動車の継続販売車については2016年4月1日より適用されることになっている。試験条件はオーバーラップ率が車幅の40%±20mm、衝突速度が56-0/+1km/h、およびダミーはHybridⅢであることとなっている。
また後者は国土交通省が定める自動車の電磁両立性に関する技術基準で、新型車・継続販売車ともに2016年8月1日より適用車両から放射される電波から一般家庭の放送受信機などへの電波障害を防止することと、電磁波に対し車両が備える電気装置が安全に作動できる耐性が目的となっている。