日産自動車は2024年3月26日、軽自動車の商用バン「NV100クリッパー」、乗用バン「NV100クリッパー リオ」の一部仕様変更を行なうとともに、車名を「クリッパー バン」、「クリッパー リオ」に変更して発売した。いずれもスズキ エブリイのOEMモデル。
「クリッパー バン」、「クリッパー リオ」の両モデルは、これまでトランスミッションが4AT/5AGS(5速オートギヤシフト)だったグレードに、無段変速システムのCVTを採用した。
また「クリッパー リオ」は、フルタイム4WDからパートタイム4WDへと変更することで、通常走行で使用する2WDに加え、路面状況に応じて2WDから4WDまで自動的に駆動力を制御する「4WD AUTOや」、農地や山の未舗装路などで力を発揮する「4WD LOCK」の3モードに切り替えられる電子制御式4WDを搭載している。
その他に、「クリッパー バン」は、オートエアコンやオートスライドドアを標準装備した「GXターボ」を再設定し、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」や「踏み間違い衝突防止アシスト」をはじめとする先進安全技術を全車標準装備とした。
ボディカラーでは新たに、デニムブルー、クールカーキ、モスグレー、スノーパールホワイトから選択できる。
「クリッパー リオ」は、LEDヘッドランプを全車標準装備するなど、安全性の向上を図っている。ボディカラーは、デニムブルー、モスグレーを新たに設定している。
価格
■ライフケア仕様(福祉車両)
日産モータースポーツ&カスタマイズは、26日、仕様変更を行なった「クリッパー リオ」をベースにしたライフケアビークル「チェアキャブ」も同様に一部仕様変更し発売した。
「クリッパー リオ・チェアキャブ」は、車両後部から車いすのまま車内に乗り込めるように、操作が簡単な手動式のスロープと、車いすの乗り降りを手助けする電動ウインチを装備した福祉車両。