日産自動車は2016年2月12日、軽商用バンであるNV100クリッパーを一部仕様変更するとともに、エマージェンシーブレーキを搭載した特別仕様車を設定し、同日より発売した。
NV100クリッパーは2003年の発売以来、その高い積載性や小回り性、使い勝手の良さなどが高く評価されてきたスズキからのOEM供給車だ。また2015年のフルモデルチェンジを機にエマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)や踏み間違い衝突防止アシストなどの先進の安全デバイスが採用されている。
今回の一部仕様向上では、DXおよびDX・GLパッケージの5速オートギヤシフト(5AGS)車を対象に、ABS(アンチロックブレーキシステム)+EBD(電子制御制動力配分システム)と、坂道発進時に車両後退を抑えるヒルスタートアシストを標準装備とした。
あわせて発売する特別仕様車「DXエマージェンシーブレーキ・パッケージ」と「DX・GLエマージェンシーブレーキ・パッケージ」には自動ブレーキをはじめ、踏み間違い衝突防止アシスト、エマージェンシーストップシグナル、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)を標準装備として、安全性能を向上させた。
また「DXエマージェンシーブレーキ・パッケージ」にはリモートコントロールエントリーシステムやプライバシーガラス、「DX・GLエマージェンシーブレーキ・パッケージ」にはCD一体AM/FMラジオ、フロント2スピーカー、電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドアンダーミラー付き)を装備し、使い勝手や快適性も向上させている。
NV100クリッパーは環境対応車普及促進税制(エコカー減税)による減税措置により、自動車取得税及び自動車重量税が一部グレードで免税、または減税となる。グレード展開と価格については以下を参照。