日産 5代目マイクラをパリモーターショーで発表 大幅に進化しボディサイズもアップ

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日産自動車株式会社は2016年9月29日、パリモーターショーで5代目となる新型「マイクラ」を世界初公開した。

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フロントのVモーショングリルやリヤのブーメラン型ランプも特長的

これまでマイクラは、日本ではマーチとして発売されてきているため、この5代目マイクラも近い将来マーチとして日本に登場する。このモデルの特長はダウンサイズエンジンの搭載と空力性能の高いボディデザイン、そして搭載されている数多くの先進技術にある。
その先進技術を「日産・インテリジェント・ドライビング」の面から列記してみると、
・車線逸脱防止支援システム(LDP)
・歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ(日産ブランドとして欧州初採用)
・インテリジェントアラウンドビューモニター
・標識検知機能
・ハイビームアイス
・ブラインドスポットワーニング
といったものがある。

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デザイン面の特長は空力性能とスタイリングの良さの融合。リヤドアハンドルはCピラーに隠されている。

ボディカラーはエナジーオレンジなど10色を用意。現行モデルと比較するとボディサイズは全長3999mm(+174mm)、全幅1743mm(+77mm)、全高1455mm(-55mm)、ホイールベース2525mm(+75mm)と、低く大きくなっている。

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ドライバーの快適性に重点を置いたインテリアデザイン

ドライビングポジションを低く設定し、シートスライドは可動域が長くなっている。またホイールベースも拡大されているため、室内空間も広い。モニターは7インチ、Bose社と共同開発された6スピーカーのボーズ・パーソナル・サラウンドシステムも搭載されている。エクステリアとインテリアはパーソナライズ用オプションを利用すると、125種類のバリエーション選択が可能。

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さらにドライビング面では快適な乗り心地を実現する「アクティブライドコントロール」や「アクティブトレースコトロール」も搭載。この両技術はすでにエクストレイルやキャッシュカイにも搭載されている、運転の楽しさと安心を両立するもの。それをさらに高いレベルで実現するため、マイクラの電動パワーステアリングにはブラシレスモーターが採用されていて、ステアフィールやレスポンスがより向上している。

■主要諸元

micra_enginespec搭載されているエンジンは0.9L3気筒ガソリンターボと1.5Lディーゼルだが、1.0L自然吸気ガソリンエンジンも追加される予定とのこと。2017年3月にヨーロッパで発売される予定のこのマイクラ、生産はフランスにあるルノーのフラン工場で行なわれる。

編:Cセグメントに迫るサイズになってきた。衝突安全の対策からボディサイズは拡大する一方で、ノートとの差が縮む。国内だけをみれば、サイズアップに追いつけないインフラも出てきそうだ。

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