【日産】「ラフェスタ ハイウェイスター」をマイナーチェンジ。環境性能を大幅に向上

ハイウェイスターG スプレモ。ボディカラーはアルミニウムシルバー。205/50R17 89Vタイヤが標準となる

日産自動車は2013年2月14日、7人乗りのミニバン「ラフェスタ ハイウェイスター」をマイナーチェンジ。一部グレードを除いて3月1日から全国一斉に発売すると発表した。同車はマツダよりOEM供給を受けているプレマシーの兄弟モデルであり、SKYACTIVや軽量化の新技術搭載のマイナーチェンジをプレマシーが先般受けたことに対応するものだ。

今回のマイナーチェンジでは、「Jパッケージ」を除く2WD車の全グレードに新世代高効率直噴ガソリンエンジンと新世代高効率6速オートマチックトランスミッションを新たに搭載。さらにアイドリングストップ機能の改良により、2Lクラスの7人乗りミニバンとしてトップの16.2km/L(JC08モード/15インチタイヤ装着車)の低燃費を実現。これにより自動車取得税と重量税が75%減税となるエコカー減税対象車に適合した。

さらに2012年4月から特別仕様車に設定されていた「ハイウェイスターG スプレモ」を、2WD車の最上級グレードとしてレギュラーラインアップに追加。これに専用装備としてダイレクトモード機構付きのステアリングシフトスイッチやASCD(オートスピードコントロール装置)、自動防眩式ルームミラー、6スピーカーをビルトインしている。

ハイウェイスター4WD。ボディカラーは新色のジールレッド

エクステリアの主な変更点は、ボディカラーの変更で新色のメテオグレー(写真下)とジールレッド(写真上を参照)を含む、計5色をボディカラーに設定した(ハイウェイスターJパッケージは従来同様の3色のみ)。またアルミホイールのセンターキャップをブラック塗装化している(ハイウェイスターGスプレモは採用済み)。

↑↓ハイウェイスターG スプレモ。内装色はブラック

インテリア関係では、運転席シートバックポケットを追加するとともに、リヤのラゲッジアンダートレイの収納容量を大幅に拡大して利便性を向上している。またGスプレモとGに標準装備の本革巻シフトノブのデザインを変更したほか、センタークラスターフィニッシャーのオーディオ装着部分周辺にピアノブラック調を採用している(GスプレモとGにはエアコン部を含めて採用済み)。また Jパッケージとハイウェイスターのシート地のデザインを変更している。

メカニズム面では前述の通り、2WD車の主要グレードに、 量産ガソリンエンジンとしてトップレベルの高圧縮比を実現した高効率直噴エンジンのPE-VPS型(写真上左)を搭載。これにロックアップ領域を大幅に拡大し、マニュアルトランスミッションのようなダイレクト感のある走りと低燃費を両立する高効率6速オートマチックトランスミッション(写真上右)を組み合わせている。

さらにアイドリングストップについては、稼働頻度の向上やエンジン始動からアイドリングストップが稼働するまでの時間の短縮、また減速時のオルタネータ発電制御の回生エネルギー量の拡大などにより、JC08モード燃費を13.0km/Lから大幅に向上することが可能となった(GスプレモとGの16インチ装着車のJC08モード燃費は15.2km/L)。

なお、2WD車の「ハイウェイスターJパッケージ」のみ、4月5日からの発売予定(ほかは全車3月1日発売)となっている。

関連記事:【マツダ】ミニバンの「プレマシー」にもSKYACTIVを搭載。さらに軽量化の新技術も初採用

日産自動車公式サイト

COTY
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