【日産】2007〜2012年型を対象にした「GT-R」2013年モデル用バージョンアップキットを発売

日産GT-R 2013年モデル

2013年3月26日、日産は「NISSAN GT-R」の2007年〜2012年モデルを対象とした2013年モデル・バージョンアップキットを4月1日から発売すると発表した。

今回設定されたバージョンアップキットは、2012年5月のニュルブルクリンク24時間レースで得られたワークスGT-Rのデータに基づいて開発した2013年モデルアイテムの中から、エンジンとサスペンションのパーツをキット化し、従来型を2013年型モデルと同等の性能にグレードアップさせるものだ。

このバージョンアップキットは、日産ハイパフォーマンスセンター、NISSAN GT-R特約サービス工場で2013年4月〜2014年3月までの1年間限定で特別価格にて販売される。キットの具体的な内容は以下の通り。

「エンジン バージョンアップキット」 (対象:2007年〜2010年モデル)

「エンジン バージョンアップキット」は、5500rpm付近の中〜高回転域におけるレスポンスの向上、6500rpm以上の高回転域での更なる伸びを狙ったキット。ターボチャージャー過給バイパス部にオリフィスを追加し、オーバーブースト時の過給圧を有効利用してレスポンスを向上させることと、インテークマニホールドのシリンダーヘッドとの合わせ面の精度も向上させ吸気の流れをよりスムーズするための加工を行う。また高回転時や加速時の燃料噴射量をより適切にするため、高精度インジェクターを採用し、低排圧キャタライザー(触媒)で排気抵抗を低減させることで、高回転時の出力の伸びを実現する。また、信頼性を高めるため、冷却水の循環量を増やして冷却性能を向上させる。

「サスペンション バージョンアップキット」 (対象:2007年〜2012年モデル)

「サスペンション バージョンアップキット」は、高速走行時のロードホールディング、安定性の向上と安心の走り、良好な乗り心地、サーキットや山岳路などで低い姿勢でのロールとリニアな回頭性の実現を目的にしたキット。スプリングとダンパー、スタビライザーを含めた荷重分担特性を変更するとともに、サスペンションのゴム製ブッシュの「たわみ」特性まで考慮したチューニングにより、GT-Rの進化で培ったタイヤ接地荷重の最適化を実現する。なお、2012年モデルに採用した左右非対称サスペンションセッティングと、2013年モデルに採用するフロント動的ロールセンターを下げるセッティングもこのバージョンアップキットで反映される。

NISSAN GT-R特約サービス工場
NISMO大森ファクトリー: 神奈川県横浜市鶴見区大黒町6-1 TEL 045-505-8508
ノバ・エンジニアリング: 静岡県駿東郡小山町大御神220-1 TEL 0550-78-0329
ノルドリンク: 埼玉県入間市宮寺2723-8 TEL 04-2935-2135

日産自動車公式サイト

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