【ジュネーブショー2014・日産】クロスオーバー3車種を出展

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インフィニティ「Q50 オールージュ・コンセプト」。もちろんベースはQ50 (スカイライン)で、超高性能プレミアムスポーツセダンのスタディモデル。ボディはカーボンを多用し、576ps/600NmのV6型ツインターボエンジンを搭載

日産自動車はジュネーブモーターショーで「ジューク」、「エクストレイル」、「キャシュカイ(デュアリス)」のクロスオーバー3車種を出展し、クロスオーバーセグメントにおける日産の優位性を示した。また、ゼロ・エミッション車「e-NV200」の生産モデルを世界初公開するほか、「GT-R NISMO」のヨーロッパ・プレミアを行なった。 2014ジュネーブショー

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新型ジューク
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新型キャッシュカイ

新しい市場セグメントを造り出した「ジューク」は、発売から3年が経過し今回はフェイスリフトを受け、フロントバンパーの形状などがモディファイされている。また、新たなハイパフォーマンス仕様の「ジュークNISMO RS」も出展。「ジュークNISMO RS」は1.6L・DIG-T(直噴ターボ)エンジンを搭載。最高出力は218psを発し、MTを搭載した2WDモデルのエンジンは、280Nmのトルクを発生(4WDモデルは250Nm)。このモデルは2015年発売と見られる。「キャシュカイ(デュアリス)」は最新のコモンモジュールファミリー(CMF)プラットフォームを採用している。このニューモデルはドライバー支援システムやスマートフォンとの接続ができる「日産コネクト」を新装備している。

新型「エクストレイル」は、アメリカ市場では「ローグ」、ヨーロッパでは「エクストレイル」の名称で販売される。もちろん今回がヨーロッパ・プレミアとなる。ルノー・日産アライアンスのCMFプラットフォームをベースにしている。

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5月頃に発売予定のEV、e-NV200

100%電気自動車「e-NV200」の市販モデルも出展された。ワールドカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「日産リーフ」と、インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤーを受賞した「NV200」という2台の強みを兼ね備えた「e-NV200」は、ヨーロッパ市場でも注目される小型商用車となるだろう。なお「e-NV200」は今年5月に発売予定だという。

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ブレードグライダー
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GT-R NISMO

 

日本ではすでに発表済みの「GT-R NISMO」と東京モーターショーに出展されたコンセプトEVの「ブレードグライダー」は、ヨーロッパ初公開となる。

■インフィニティ Q50 オールージュ・コンセプト
インフィニティは、ジュネーブショーに刺激的な高性能プレミアムスポーツセダンを送り出した。車名は「Q50 オールージュ・コンセプト」とされている。搭載エンジンは3.8 L・V6型ツインターボ、GT-Rのエンジンである。このエンジンの出力は576ps/600Nm。組み合わされるトランスミッションは7速ATだ。またこのパワー、トルクを受け止めるため、駆動システムは前後トルク配分50:50のフルタイム4WDを採用している。

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Q50 オールージュ・コンセプトに搭載される576ps/600Nmの3.8L・V6型エンジンも公表された

0-100km/h加速は4秒以下だという。Q50のボディはカーボンファイバーを使用するなど、F1からインスパイアされた先進技術を多用している。なおQ50(日本名:スカイライン)は、新開発のダウンサイジングエンジン、2.0L・直4ターボ(214ps/320Nm)を搭載したモデルも出展された。このニューモデルは、まもなく中国で発売され、ヨーロッパ市場は秋からの販売になるという。

日産自動車公式サイト

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