日産自動車は2018年10月3日、「キューブ」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞したと発表した。
キューブは1998年に初代が誕生してから今年で20年を迎える。2002年に発売された2代目モデルは、左右非対称のエクステリアデザインが特徴となっていて、2008年にフルモデルチェンジした3代目モデルは、先代からイメージを引き継ぎつつ、波紋のモチーフや障子のようなルーフシェードなど、日本発のデザイン表現にこだわっている。
今回の受賞は、
「自己主張が強い車のデザインが多い中で、あえて、より日常的なプロダクトデザインに近いアプローチで開発されたこの車は、どことなく人間に寄り添うような温かみや優しさを感じさせる。運転席からも外が見やすい左右非対称のデザインや、移動する空間としての車のインテリアを部屋のように扱うコンセプトも非常にユニーク。乗る人のアイデンティティやステータスの表現手段としての車ではなく、移動手段としての車との異なる付き合い方が提案されている。このようなコンセプトとデザインの車が日本から生まれ、日本人に長年親しまれているのは偶然ではないと思われる」
という点が高く評価され、受賞にいたっている。
日産 キューブ 関連情報
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キューブWEBカタログ
スペシャルサイト「my love my cube」
グッドデザイン賞