日産は2019年12月23日、高級セダンの「シーマ」と「フーガ」の仕様向上を発表した。近日中に発売する計画だ。
モデル概要
今回の仕様向上で、「シーマ」と「フーガ」は、走行中に前方の車両や障害物、静止した歩行者も検知し、衝突被害の軽減、回避支援を行なう「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を全車標準装備化した。
また、進行方向の壁や車両などの障害物(前進時・後退時)を検知し、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる障害物への衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」、先行車または対向車、そして周囲の明るさなどに応じ、自動的にハイビーム(上向き)とロービーム(下向き)を切り替える「ハイビームアシスト」、などを標準装備した。
その他にセットした車速を上限として、システムがアクセルとブレーキの操作を行なう「インテリジェント・クルーズコントロール」を全グレードに標準装備。「フーガ」はさらに、2台前を走る車両を検知し、前方に潜む危険に対して注意を促す「インテリジェントFCW」や、クルマの発進・加速時に生じる過剰な燃費消費を抑制し、エコ運転をサポートする「ECOペダル」を全グレードに標準装備している。
また「フーガ」は、今回の仕様変更に合わせて、ブランドバッジを「日産」に変更した。今回、先進安全装備を拡充したことで、「シーマ」、「フーガ」ともに、「サポカーSワイド」の対象モデルとなっている。