高精度地図データを制作するゼンリンは2022年4月27日、同社が整備・提供する「3D 高精度地図データ(HD マップ)」が、日産の新型BEVクロスオーバーSUV「アリア」に設定されている、高速道路走行時の運転をサポートする最先端の運転支援技術「プロパイロット2.0」に採用されたことを発表した。
ゼンリンの 3D 高精度地図データは、ダイナミックマップ基盤株式会社の3次元地図共通基盤データをベースに、ゼンリンが独自に収集・整備した情報を加えた地図データだ。この3D高精度地図データを車両に搭載されたカメラ、センサーと組み合わせて使用することで、車両の周囲360度の情報と道路上の正確な位置の高い精度での把握が可能となる。
「アリア」のプロパイロット2.0は、先にスカイラインで採用された高精度3次元マップ、7個のカメラ、5個のレーダー、12個の超音波ソナー、GPS情報に加え、新たに準天頂衛星システム(みちびき)のGPS情報も追加されており、より正確な位置検出が可能になっている。そのため「アリア」のプロパイロット2.0装備車は、通常のシャークフィン・アンテナの他に準天頂衛星用のシャークフィン アンテナも装備し、ルーフ上には2本のフィン アンテナが装備されている。