日産がアルゼンチンに生産拠点となる工場開設を推進

日産自動車のCEOである西川 廣人氏は2017年5月19日、アジア歴訪の一環で来日しているアルゼンチンのマウリシオ マクリ大統領と都内で会談し、2018年にアルゼンチンで開始予定の初の車両生産に向けた日産の取り組みの進捗を説明した。

西川氏はマクリ大統領に対し「アルゼンチンは、中南米における当社の成長を実現するカギとなる国です。日産はマクリ大統領とアルゼンチン政府が進める、自動車産業および地域社会を支援するサプライチェーンの開発を奨励する取り組みを歓迎します」と語っている。

日産は2015年、これまでの輸入を基本としたビジネスモデルから、2018年までにアルゼンチンで「NP300フロンティア」を始めとする車両を生産する体制への転換を目指すと発表している。このピックアップ車両生産への投資総額は6億USドル。同国コルドバ州にある生産ラインで中南米市場向けの車両を生産する予定で、これは3年前に開設し、現在クロスオーバーなどを生産しているブラジルの日産レゼンデ工場の生産を補完するものとなる予定だ。

【編集部からのひと言】
現在日産の南米における生産拠点はブラジルに置いているが、グローバル戦略において第2の南米拠点として選んだのがアルゼンチンとなる。

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