日産自動車株式会社は2017年1月30日、2016年12月度および2016年1月〜12月累計の生産・販売・輸出実績を発表した。
グローバルマーケティング&セールスを担当する副社長、ダニエレ スキラッチ氏は「2016年暦年は、生産、販売ともに過去最高を記録しました。米国では『ローグ』や『マキシマ』、中国では『キャシュカイ』や『ラニア』などの好調な販売が成長をけん引しました。2017年も引き続き、主要な地域での新型車によるメリットを享受していきます。日本では、新型『ノート』および新型『セレナ』による、この数か月間の好調な販売の勢いを今後も維持していきます。欧州では、新型『マイクラ』が高い評価を頂いています。また、米国では、『ローグ スポーツ』を今春投入し、クロスオーバーセグメントのラインアップを強化していきます」とコメントしている。
まず生産についてだが、2016年12月期のグローバル生産は46万2510台と11カ月連続で前年実績を上回り、12月としての過去最高を記録。前年同月比31.5%プラスの9万7057台を生産した国内は5カ月連続、36万5453台(同+0.6%)を生産した海外は20カ月連続で前年実績を上回っている。各地域別では、米国が6万7883台(同-11.2%)、メキシコは5万6651台(同+7.9%、12月期過去最高)、英国3万131台(同+7.9%)、スペイン7642台(同+3.1%)、中国14万753台(同+0.8%、12月期過去最高)、その他の地域6万2393台(同+5.1%)となっている。
また2016年の年間累計グローバル生産は555万6241台(同+7.5%)と7年連続で前年実績を上回り、年間生産台数の過去最高を記録している。国内生産は95万102台(同+8.9%)と4年ぶりに前年実績を上回り、海外生産は460万6139台(同+7.2%)と7年連続で前年実績を超え、過去最高を記録している。
地域別では米国100万7321台(同+4.7%、過去最高)、メキシコ84万8086台(同+3.1%、過去最高)、英国50万7447台(同+6.5%)、スペイン12万1260台(同+15.8%)、中国132万687台(同+9.5%、過去最高)、その他の地域80万1338台(同+10.6%)となっている。
販売についてだが、12月期のグローバル販売は55万9361台(同+6.2%)と5カ月連続で前年実績を上回り、12月期の過去最高を記録。軽自動車を含む国内販売は4万6758台(同+25.6%)と2カ月連続で前年実績を上回った。
とくに国内登録は36.2%増の3万3022台と大幅な伸びを記録。1万3763台(同+6.0%)販売した軽自動車も好調さを下支えしている。海外販売は51万2576台(同+4.7%)と7カ月連続で前年実績を上回り、単月としての過去最高を記録。とくにメキシコでは23.2%増の4万7771台を販売していて、これは過去最高となる台数だ。その他米国では51万2576台(同+4.7%)、中国では16万2473台(同+2.1%)、欧州でも6万4192台(同+1.9%)を販売している。
1月から12月の累計では、グローバル販売は555万9902台(同+2.5%)と7年連続で前年実績を上回り、年間販売の過去最高を記録。ただし軽自動車を含む国内販売は53万4392台(同+-9.3%)と前年実績を下回った。普通車国内登録は38万5603台と2%前年を上回っているが、軽自動車の年間販売は-29.4%となる14万8789台の販売にとどまった。
一方で海外販売は502万5510台(同+4.0%)と7年連続で前年実績を上回り、過去最高を記録。156万4423台(同+5.4%)を販売した米国や40万3286台(同+15.6%)を販売したメキシコが好調なほか、135万4552台(同+8.4%)を販売した中国も含め、年間累計販売の過去最高を記録している。ただし欧州では75万5599台(同-5.4%)の販売にとどまっている。
さらに輸出についてだが、12月期の日本からの輸出は6万4692台(同+38.3%)と8カ月連続で前年実績を上回り、年間累計は56万823台(同+8.1%)となった。これは2年連続で前年実績を上回る数字となっている。
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