2015年1月13日、日産は1月12日から開幕した2015年北米国際オートショーで、2016年型「タイタンXD」のワールドプレミアを行なった。タイタンXDは、2015年後半からアメリカ、カナダで販売を開始し、競合の激しいピックアップトラック市場で波乱を巻き起こす。
フルモデルチェンジされたタイタンXDは、刷新された大胆なデザインにより、従来からの大型カテゴリーと小型カテゴリーの中間のセグメントを作り上げるとしている。
このモデルは、より大型で高額な大型ピックアップの強い牽引力と、小型ピックアップが持つ燃費性能と手ごろな価格をアピールする。タイタンXDの最大牽引力は5.5トン以上を実現、また約1トンの最大積載量を実現している。
アメリカで企画された新型タイタンXDクルーキャブは、パワフルなカミンズ社製の5.0L・V8型ターボディーゼルエンジンを搭載している。2016年型タイタンは3つのキャブバリエーション、2つのフレームサイズ、3つのパワートレーン、5つのグレードを揃えるが、今回のモデルはその中の1機種だ。
カミンズ製ディーゼルエンジンは、カミンズ社の新しい M2・2ステージターボシステムを初めて実用化したもので、高圧領域と低圧領域の緻密なバランスの確保により、ターボラグを低減。燃料噴射はボッシュ製を採用。なお新型タイタンの搭載エンジンは、ガソリンのV6型、V8型も設定されるという。