日産自動車株式会社とミャンマーのタンチョンモーター社は2017年1月18日、ミャンマーで自動車生産を開始したと発表した。生産車両は「日産・サニー」となっていて、当初はタンチョンモーターの既存施設を使用し生産を行なう予定となっている。
[編集部からのひと言]
グローバル化の拡大を図る上で人口の多い東南アジア市場は重要なポイントとなる。その中で東南アジアの北部に位置するミャンマーでの生産を始めることは、東南アジアだけではなくバングラデシュやインドも含めたアジア地域全体での販売・売上拡大を狙う。
日産とタンチョンモーターは、ミャンマー市場における商品ラインアップの強化と現地生産能力の拡大をコミットしていて、今回の生産開始は両社がミャンマー市場で今後取り組む事業拡大計画においての第一歩となる。生産開始の式典には、日産とタンチョンモーターの役員らに加えて、同国経済界や自動車業界団体の要人とともにヤンゴン管区首相も参加している。
式典に出席したタンチョングループの顧問であるダトー・タン・セン・サン氏は、冒頭の挨拶で「本日の『サニー』生産開始は、今後の自動車産業の発展に向けた、ミャンマー政府へのサポートとコミットメントをさらに強化するものです」とコメントしている。また日産のアジア・オセアニア事業担当理事(RSVP)である真田裕氏は「日産がミャンマーの自動車産業の成長を担う強力なプレイヤーになることを非常にうれしく思います。この地での車両生産開始は、フィリピンやベトナム、カンボジア、ラオスを含む幅広いアジア・オセアニア地域における当社の成長戦略において重要なマイルストーンです。日産は、ミャンマーの皆さんと長期的かつ生産的な関係を構築するとともに、今後もサプライチェーンを通じて価値を創出し、雇用や投資を活性化していきたいと考えています」とコメントしている。
さらにヤンゴン管区首相であるピョウ・ミン・テイン氏は「ミャンマーで唯一、日産車の独占販売を行なうタンチョングループの事業拡大は、非常に喜ばしいことです。さらにバゴー管区に建設されるCKD生産工場により、現地コミュニティーに投資や雇用機会がもたらされ、経済成長や所得水準の向上が促されるでしょう」とコメントしている。
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