デトロイトモーターショー2017
日産自動車株式会社は2017年1月9日、2017年北米国際自動車ショーにて、将来のセダンにおけるデザインの方向性を示唆し、「日産・インテリジェント・モビリティ」技術を搭載した新型コンセプトカー「Vmotion 2.0」を世界初公開した。この「Vmotion 2.0」は、ハイセンスなスタイル、エモーショナルなデザイン、広々とした空間、快適な乗り心地を実現するモデルで、移動が多く、忙しいビジネスパーソンに向けて、将来のモビリティを提案している。
デザイン面の特長はフロントのVモーショングリルを起点として広がっていく、これまでの日産デザインの流れに沿ったもの。ルーフラインはAピラーからトランクまで流れるように造形されていて、シルバースレッドを施したカーボンフィニッシャーがアクセントを加えている。またキャビンはホイールベースを長くとったことから広々としている。
リヤデザインはブーメラン型テールランプで幅広さを表現。フロントグリルもそうだが、リヤディフューザーも「プロパイロット」作動時には点灯するようになっている。フロントドアとバックドアには観音開きを採用。ピラーレスの広大な開口部は、乗り降りのしやすさという実用面のほか、広々とした空間の実現にも貢献している。
さらにダッシュボートには、ドライバーと助手席向けのインフォテインメントシステムを搭載。横長のスクリーンはプロパイロット使用時に作動するGUI(グラフィックユーザーインターフェース)を搭載している。さらにセンターコンソールには後部シート向けの小型スクリーンも搭載されている。
シートにはスレッドレス・キルティングを採用。これは高級ハンドバッグなどにも使用されている手法。またサウンド面では新開発されたマネージメントテクノロジーを含む、BOSE社の「UltraNearfield」を採用することで、ドライバーの周囲360度の音の方向性や距離を自在にコントロールできるようになっている。これによってドライバーは、さまざまな情報をより的確に認識できるようになる。
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