日産の9月期生産と販売は、同月期過去最高を記録

日産自動車は2016年10月27日、9月度および4月から9月の生産と販売、輸出実績の速報値を発表した。

日産のグローバルマーケティング&セールスを担当する副社長であるダニエレ・スキラッチ氏は「2016年4〜9月も成長が継続し、生産・販売ともに過去最高を記録しました。これは、米国では『ローグ』、メキシコでは『ヴァーサ』、『NP300フロンティア』、中国では『キャシュカイ』、『シルフィ』シリーズなど、当社の最大市場におけるコアモデルに対する力強い需要によって支えられています。この数ヵ月の間、日本で同一車線自動運転技術『プロパイロット』搭載の新型『セレナ』を発売し、パリモーターショーでは、革新的な新型『マイクラ』を公開しました。また、日本で『e-POWER』を搭載した新型『ノート』の生産も開始しました。このように新製品、新技術を次々と投入しており、これらが今後も引き続き、さらなる成長の土台となっていくことを確信しています」と述べている。

生産については以下の表のように、グローバル生産は48万5154台(対前年同月比+11.2%)と、8カ月連続で前年実績を上回り、9月としての過去最高を記録している。国内生産は7万7714台(同+7.0%)となり、2カ月連続で前年実績を上まわっていて、海外生産も40万7440台(同+12.0%)と、17カ月連続で前年実績を上まわり、これも9月として過去最高を記録している。とくに米国や英国、スペイン、中国での生産が9月としての過去最高となるなど好調。ただしメキシコでの生産は-6.7%となる6万5681台にとどまっている。

4月から9月までの累計は、グローバル生産/国内生産/海外生産のすべてにおいて、前年実績を上まわり、グローバル生産台数と海外生産台数は4〜9月累計での過去最高を記録している。

nissan_makes_sep

販売については、グローバル販売は48万8307台(対前年同月比+6.0%)と、2カ月連続で前年実績を上まわった。その要因となっているのは海外での販売。国内販売は登録台数、軽自動車販売ともに前年実績を下まわっているが、海外販売は、44万957台(同+9.1%)と4カ月連続で前年実績を上回り、9月としての過去最高を記録。とくに中国とメキシコでの販売台数増加が目立っている。

4月から9月の累計販売台数は、国内販売台数が前年同期比で20%を超える減少となっているが、好調な海外販売のおかげでグローバル販売数では前年同期比で1.7%の増加となっている。ここでも好調なのはメキシコと中国での販売数で、とくに中国の販売台数は、米国での販売台数に迫る勢い意図なってきている。

nissan_sales_sep

日本からの輸出は、5万1856台。これは前年同月比で+40.3%という大幅な増加となっていて、5か月連続で前年実績を上回っている。4月から9月の累計輸出台数は前年同期比+9.1%の27万2509台で、2年連続で前年実績を上まわった。

nissan_export_sep

【PR編集部】 編集部総力取材!雪道シーズン到来、ヨコハマタイヤ特集
第1弾:ヨコハマタイヤ「ice GUARD SUV G075」試乗レポート 技術進化を如実に感じる新スタッドレスタイヤ

ページのトップに戻る