ルノー・日産とマイクロソフトが、次世代コネクテッドカーの技術開発で広範な提携を発表

ルノー・日産アライアンスとマイクロソフト コーポレーションは2016年9月26日、コネクテッド・カーの次世代技術開発に関して提携し、複数年契約を締結した。

両社は今後、マイクロソフトのインテリジェントクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」と連動した車両向けに、次世代のコネクテッド・サービスを共同で開発する。

新しいサービスは最先端のナビゲーションシステムや予防メンテナンス、車両向けのサービス、遠隔での車両状況の把握、外部へのモバイル接続や無線通信によるプログラム更新などを通じて、ユーザーのドライビングエクスペリエンスを向上していくもの。

これまでにもルノー・日産アライアンスは、自動運転技術やコネクティビティ機能を業界に先駆けて提供しているが、2020年までに自動運転技術を10車種以上に採用するだけでなく、車内で過ごす時間をより効率的に活用するために必要なコネクテッド技術や機能の開発を目指している。

その流れの中で今後の新たなコネクテッド・サービスやアプリケーション開発のプラットフォームとして、Microsoft Azureの高い安全性と規格適合性に対する厳格なコミットメントを評価し、活用を選択した、ということだ。

この提携によって無線通信によるプログラム更新やコネクティビティの向上のほか、追跡ソフトウェアの活用や仮想エリア設定が可能なジオフェンシング技術などによるセキュリティ性の向上、各種機能のパーソナライズ性の向上を図る。

さらには日常の活動領域をクルマへ拡大し、生活の中にあるデジタルエクスペリエンスをクルマとシームレスに融合することで、コネクテッド・カーに新たな基準を確立していこう、というところに今回の提携の狙いがあるようだ。

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