日産は7月27日、2016年度第一四半期(4月~6月)の決算を発表した。
連結営業利益は1758億円で売上高営業利益率は6.6%だった。連結売上高は2兆6545億円。為替変動の影響を除いた営業利益は37.8%増の2670億円となった。
中国合弁会社の業績を比例連結した会計基準では2兆8935億円となった。営業利益は2090億円で売上高営業利益率は7.2%だった。
なお、5月に東京証券取引所に届け出た日産の2016年度通期財務予想に変更はない。
以下、カルロス・ゴーン社長のコメント全文。
「最近の為替変動による逆風や不安定な状況が続く新興市場の影響にも拘わらず、2016年度第1四半期は大きな落ち込みはなく、比較的しっかりとした業績を達成しました。これは、北米を中心に販売が好調な主力モデルとコスト効率に焦点を当てた取り組みが基礎体力を押し上げたことによるもので、当社は通期予想を達成できる位置につけています。また、当社のコスト管理の徹底、継続的な新車攻勢、そしてアライアンス戦略によるメリットが功を奏している証です」