【日産】NISMOロードカー拡充、レストア事業も拡大 ブランド価値を高める取り組みを発表

日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズは2025年12月16日、NISMOブランドをメインとして日産ブランド全体の価値を高める新たな取り組みを発表した。

現在、再建中の日産は、経営計画「Re:Nissan」の商品戦略で日産ブランドの情熱とDNAを体現するモデルを「ハートビートモデル」と定義している。

日産モータースポーツ&カスタマイズはこの戦略に従い、伝統を継承するEmotionとExcitementをより強く訴求し、NISMOブランドの価値向上に取り組むことで、日産全体を強化することを目指すとしている。

【モータースポーツ事業】
「Road to track, track to road」を掲げ、スーパーGTやフォーミュラEなどトップカテゴリーのレースで培った技術、精神を市販モデルへフィードバック。さらに、スーパー耐久シリーズや新たなレースカテゴリにおいても挑戦を続け、こうした技術やノウハウを次世代スポーツモデルに反映させていく。

【NISMO中心のカスタマイズ事業】
より多くの人たちにEmotion&Excitement を届けるために、NISMOロードカーシリーズを拡充する。現在、グローバルで5車種あるラインアップの車種数を倍増させ、仕向地も拡大する。

そして、それらを含め現在年間10万台規模の出荷台数を、2028年には約1.5倍にすることを目指す。それにともない、現在約40%の海外販売比率は約60%まで増加させる。さらに、新たな付加価値の創造のために、カスタマイズ事業の拡大において、外部パートナーとの積極的なコラボレーションを検討していく。

NISMOロードカー拡充の新たな取り組みのひとつとして、プロトタイプモデルを製作し、その車両を次年度以降のレース活動に実戦投入して熟成し、市販化をめざすとしている。

【 ヘリテージ・レストア事業】
世界の自動車レストア市場は現在グローバルで約5000億円、2032年には1.2兆円規模に成長すると予想されている。

日産モータースポーツ&カスタマイズは、多くの人たちの期待に応えるため、現在展開している第2世代GT-R(R32~R34型)を中心としたレストアと、レストアをべースとしたアップグレード事業、パーツ販売事業の対象車種、対象地域を拡大していく計画だ。

日産モータースポーツ&カスタマイズの真田裕CEOは、「NISMOは、日産車のワクワク感と革新性を一層高めています。今後は、日産の他の商品ラインアップにもそのスタイルとワクワク感を注入していきます」と語っている。

日産モータースポーツ&カスタマイズ 公式サイト

日産 関連記事
日産自動車 公式サイト

ページのトップに戻る