日産自動車は2016年4月14日、インド市場におけるダットサン待望の3車種目の商品として、トレンドを作り出すアーバンクロス「redi-GO」を公開した。これは2014年2月のデリーオートEXPOで披露した「redi-GO(レディゴー)コンセプト」の市販モデルで、ネーミングの由来も「行きたい場所にどこにでも行く準備が万端の(=ready to go)俊敏で快活なクルマ」だという。
インド市場への参入から2年が経過したダットサン・ブランドは、将来への一歩を踏み出す準備のできた向上心のある若い顧客に向けて、まったく新しいカテゴリーのクルマを投入した。この「redi-GO」はクロスオーバーの特長を最大限採り入れ、それらがアーバンハッチバックの主要な機能と融合したインド初のアーバンクロスモデルだ。クロスオーバーの広々とした室内空間やクラス最高の185mmという地上高、純粋な楽しさを兼ね備え、それらがコンパクトハッチのキビキビとした走りや手頃な価格、高い燃費性能と一体化している。
「redi-GO」は、ルノー・日産アライアンスの汎用性の高いコモン・モジュール・ファミリー(CMF-A)プラットフォームをベースにしている。燃費に優れた0.8Lの新型3気筒エンジンに5速マニュアルトランスミッションを組み合わせることで、力強いパフォーマンスと素晴らしい燃費性能を実現。新しいサスペンションシステムにより、ハンドリングや乗り心地、操縦性能も見事に調和している。
日産のインド事業統括責任者のギヨーム・シカール氏は、「インドにおけるダットサンの成長戦略は、今後も現地での設計、開発、生産に取り組んでいくことです。これを目に見える形で表現したredi-GOは、クラス最高レベルの機能を提供しています。従来のコンパクトハッチバックセグメントに、楽しく、自由で、自信に満ちたアイデアをもたらすモデルです」とコメントした。