日産自動車は2023年3月29日、低速で前進走行の時のアクセルペダルの踏み過ぎや、踏み間違いによる急なアクセル操作を検知し、加速を抑制する後付け装置「後付け急加速抑制アシスト」を発売した。この装置は、既販のEV、e-POWER車への装着が可能で、「ノート e-POWER」（E12型）への適用を皮切りに、順次対象車種を拡大して行くとしている。
今回発売する「後付け急加速抑制アシスト」は、障害物の有無に関わらず、前進状態で車速が約30km/h以下での低速走行時に、アクセルペダルの踏み過ぎや、踏み間違いによる急なアクセル操作を検知して加速を抑制する技術で、踏み間違いによる思わぬ事故の抑止や、被害軽減を目的としている。
また、加速を抑制すると同時に、ブザーの音とメーターパネル内の出力制限表示灯（カメのマーク）を点灯させることにより、自身の急なアクセル操作を認知させ、ブレーキ操作を促すようになっている。
■「後付け急加速抑制アシスト」機能概要
・前進時で車速が約30km/h以下の低速走行時に急なアクセル操作を検知し、モーターのトルクを減少することで加速を抑制。
・同時に、ブザーの音とメーターパネル内の出力制限表示灯（カメのマーク）の点灯で、急なアクセル操作をドライバーに知らせ、ブレーキ操作を促す。
・抑制機能が作動しない主なケース：車線合流や車線変更等で約30km/h以下から加速が必要な場面でも、ウィンカーを出しているときは抑制の機能は作動せず、普段通りに加速。急な上り坂での発進時や加速時には抑制の機能は作動せず、普段通りに加速。また、ブレーキペダルを踏んでの停車状態からペダルを離し、約2秒以内にアクセルペダルを踏んだ時は普段通りに加速する。
価格
後付け急加速抑制アシスト：7400円（税込み）
＊取付費用込み。ただし車種や仕様により、追加費用（部品代・取り付け費）が必要な場合がある。
