日産自動車は2016年4月13日、同社の「やっちゃえNISSAN」ブランドコミュニケーションシリーズの広告が、第45回フジサンケイグループ広告大賞(株式会社フジテレビジョン、株式会社産業経済新聞社など主催)にて、最高賞の「メディアミックス部門・グランプリ」に選ばれたと発表した。本グランプリの受賞は自動車業界では初めてとのことだ。
フジサンケイグループ広告大賞は、新聞/テレビ/ラジオ/雑誌などの広告を総合評価して顕彰する日本最大規模の広告コンクールだ。今回は2015年の1年間にフジサンケイグループの各メディアで掲載、放送された広告364点の中から、総合性・創造性・大衆性という3つの広告特性の観点より作品が審査され、メディア部門やクリエイティブ部門など6部門、計31作品(20社)が選ばれた。
今回グランプリを受賞したメディアミックス部門は、新聞/雑誌/ラジオ/テレビの4メディアで多面的な展開を行なった広告に焦点を当てた賞典であり、他の広告賞には例のないフジサンケイグループならではの独創的なものとなっている。贈賞式は4月12日に行なわれ、日産からは星野朝子専務執行役員が出席した。
日産は2015年8月より、マーケティング活動の一環として「挑戦」をテーマとし、「技術の日産が人生を面白くする」というメッセージのもと、同社の強みである技術に焦点をあてた大々的なブランドコミュニケーションを展開中だ。今回の受賞は従来、「技術の日産」というイメージを打ち出してきた同社がさらに一歩先へ踏み込んで、「やっちゃえNISSAN」というチャレンジ精神を前面に押し出し、力強い企業イメージをアピールしてきたことが評価されたとしている。