日産自動車、JVCケンウッド、フォーアールエナジーの3社は2022年4月26日、電気自動車「リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源を共に開発することで合意し、開発試作品を公開した。
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今回の共同開発で3社の役割分担は、これまでにグローバルで累計59万台以上の「リーフ」を販売し、電気自動車の先駆者である日産が、この製品の企画立案と自動車開発で培った車載環境での使用を実現するためのノウハウを提供する。
また、ポータブル電源で豊富な実績のあるJVCケンウッドは、カーナビゲーションやドライブレコーダーなどの車載機器やポータブル電源の開発で培った技術と知見を活かし、安全性はもちろん、使用済みバッテリーの再利用に最適化した設計と製品開発を行なう。
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「リーフ」の再生バッテリーを取り扱っているフォーアールエナジーは、使用された後でも高い残存性能と安全性を持ち、製造時にCO2の発生のないバッテリーを、ポータブル電源で二次利用するための開発を行なう。
このように3社は再生バッテリー利用のポータブル電源の商品化に向け、開発を加速させるとともに、電気自動車の再生バッテリーを活用し、低炭素社会・サステナブルな社会の実現に向けて取り組むとしている。