【日産】 クルマの電動化、知能化に向けた「日産インテリジェント・モビリティ」を発表  ジュネーブモーターショー2016

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日産自動車は2016年3月1日、開催中のジュネーブモーターショーにて「ゼロ・エミッション」・「ゼロ・フェイタリティ」の実現に向けたビジョン「日産インテリジェント・モビリティ」を発表した。これは今後商品を進化させていく上での指針で、さらなる運転の楽しさを追求すると同時に、クルマがエネルギーをどのように使い、どのように走るのか、そして社会とどのようにつながっていくのかという3つの領域についての考え方を明確化したものだ。

カルロス・ゴーン社長兼CEOは、「『日産インテリジェント・モビリティ』は、世界中のお客さまに向けた安全かつ持続可能な社会の実現を目指すためのビジョンです。その実現に向け当社は、グローバルでの電気自動車セグメントにおける先駆者かつリーダーとして長期的な戦略を発表しました。我々は『ゼロ・エミッション』『ゼロ・フェイタリティ』に関する取り組みを次の段階に進め、2020年までに幅広い車種に自動運転技術を搭載するために、研究開発に多大な投資をしています。日産は、こうした取り組みによって、電気自動車や自動運転など革新的な技術による価値を世界中のお客さまに届け、モビリティの新しい時代への道を切り開いていきます」と語った。

「日産インテリジェント・モビリティ」は、3つの領域から構成されている。まず最初は「日産インテリジェント・ドライビング」で、クルマがより信頼できるパートナーになっていくことを指す。日産の自動運転技術「パイロット ドライブ」がその代表例となる。次が「日産インテリジェント・パワー」で、クルマのさらなる効率化と電動化による走りの楽しさを追求したものだ。リーフをはじめとする電気自動車が代表例といえる。最後が「日産インテリジェント・インテグレーション」で、クルマと社会がつながることで生まれる新しい価値を意味している。

それぞれの領域を支えるのは日産の最先端技術である。これには高度な車両制御技術や信頼性の高い駆動システムなどの自動運転にもつながる安全技術、最新のエンジンとトランスミッションを組み合わせた高効率なパワートレーン、エネルギーマネージメントのソリューションなども含まれるとしている。

なお「日産インテリジェント・ドライビング」の領域では、第1段階となる高速道路上の単一レーンで自動運転を可能にする技術を搭載した最初のモデルを2016年に日本で発売する。そして欧州では、2017年に「キャシュカイ」にも同じ技術を搭載予定で、それに先駆けて公道での最先端の自動運転のデモンストレーションを2016年内に実施予定であることを明らかにした。

「日産インテリジェント・モビリティ」のより詳細な内容については、以下のニュースリリースを参照。

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