日産自動車は2018年2月19日、2017年グローバル販売台数の内、クロスオーバーおよびSUVが前年比12%増の207万台となり、過去最高の販売となっったことを発表した。これは新型コンパクトクロスオーバー「キックス」や「ローグ」、「エクストレイル」、「キャシュカイ」、大型SUVの新型「アルマーダ」、コンパクトラグジュアリークロスオーバーのインフィニティ「QX30」の好調な販売によるもの。地域別では、北米および中国で16%、中南米で94%、それぞれ増加している。
ローグとエクストレイル、キャッシュカイはプラットフォームを共有する兄弟車。この3車はグローバルで前年比10%増の138万8000台を販売した。また米国では新型のアルマーダが発売され、中東ではパトロールの販売が好調。こちらのフレーム型SUVはグローバルで79%増加の8万台を販売。インフィニティのQX30は前年比97%増の3万2000台、QX80はグローバルで2万1000台を販売。3月にはQX50の発売も控えているため、2018年の成長も期待できる。
日産 ダニエレ・スキラッチ副社長
「2017年、日産のクロスオーバーおよびSUVのグローバル販売が伸びたことが、日産の成長に大きく貢献しました。日産のSUVおよびクロスオーバーの販売台数は昨年、23万台近く増加しました。2018年は、米国およびカナダでの『キックス』の発売、インフィニティのラグジュアリー中型クロスオーバーである新型『QX50』のグローバルでの発売、インドネシアでのダットサン『CROSS』の販売開始により、その勢いは加速する見込みです」