日産は9月18日に開幕した、第22回インドネシア国際モーターショーに、日産、インフィニティ、ダットサンの3ブランドを出展し、幅広いラインナップをインドネシア多様な顧客層にアピールした。
日産の日本・アジア・オセアニア事業担当片桐隆夫副社長は、「インドネシアは、当社のアジア地域での目標達成にとって、極めて重要な市場です。インドネシアには日産の3ブランドをすべて投入しているアジア地域で唯一の、また、世界では2つしかない国のひとつなのです」と語っている。
主な出展モデルは、日産・ブランドで新型「エクストレイル」が出展された。インドネシア市場向けに3列シートを追加している。バリエーションは2.0L/MT、2.0L/CVT、2.5L/CVTの3タイプをラインアップ。価格は、3億8300万~4億3150万インドネシアルピア。その他にトップモデルの「エルグランド 2.5Lハイウェイスター」、「ジューク」、新型「ティアナ」などを出展した。
ダットサン・ブランドは、インドネシア市場向けに投入するニューモデル、「GO Panca」を出展した。「GO Panca(ゴーパンチャ)」は、インドネシア政府が推進するLCGC(ローコスト・グリーンカー・プログラム)に適合するモデルだ。現代的でスタイリッシュなハッチバックで、1.2Lエンジンに5速MTを組み合わせダイナミックな走りを実現。ハッチバックボディ、5人乗りで広いラゲッジスペースを持ち、初めてクルマを購入するユーザーに最適かつ実用的なクルマとしている。価格は、9600万~9990万インドネシアルピア。
プレミアムカーセグメントではインフィニティ「Q50」をインドネシアで初公開した。「Q50」は「インフィニティ・ダイレクト・レスポンス・ハイブリッド」を搭載した3.5L/V6エンジンと、2.0L/直噴4気筒ターボエンジンの2種類の最新鋭パワートレーンをラインアップする予定。3.5Lのハイブリッドモデルは15億インドネシアルピアで、2.0Lのターボモデルは8億9000万インドネシアルピアで販売される予定だという。