【日産】「パルサー」復活 今秋にヨーロッパで発売決定

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Cセグメントに再挑戦する新型パルサー・ハッチバック

日産「パルサー」は、1978年にチェリーの後継モデルとして登場した小型FF車だ。多くの派生モデル、サブネームが展開されたがパルサーの名称は2000年まで使用され、以後はブルーバード・シルフィに生まれ変わり、以後はオーストラリア、ニュージーランドでのみパルサーの車名が残されていた。

そのパルサーが、改めてCセグメント・ハッチバックとして再スタートを切ることになった。2014年5月20日、日産ヨーロッパがパリで、新開発のパルサーを発表し今秋からヨーロッパで発売することを明らかにした。日産はヨーロッパではキャッシュカイ(デュアリス)、Xトレイル、ノート、ジュークなどを展開しているが、ヨーロッパ市場での本丸となるCセグメントのハッチバックで改めて市場再挑戦を図ることになる。

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企画・開発・生産をヨーロッパで行なう新型パルサーは、最新技術、セグメントで最大の室内スペース、質感の高い仕上げなどによりCセグメント・ハッチバックとしている。特徴は、最新のドライバー支援システム・安全装備を有することだ。衝突回避・被害軽減ブレーキ、アラウンドビューモニターを使用した対物・対人衝突回避、車線逸脱警報、後方車両接近警報をフル装備し、クラス最高レベルの安全性を訴求する。

また新型パルサーは次世代「日産コネクト・システム」を搭載し、スマートフォンを利用してインターネット接続、Googleカー通信を可能にしている。この他にLEDデイライトなど装備も充実させている。

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搭載エンジンはダウンサイジング・コンセプトを採用した1.2L直噴ターボ(115ps)、1.5L直噴ディーゼル(105ps/250Nm)と、高性能版として1.6L直噴ターボ(190ps)がラインアップされる。

パルサーのホイールベースはCセグメントで最長の2700mmで、全長は4385mm。このロングホイールベースを生かし、室内スペース、リヤ席の居住性はセグメント最大で、特にリヤはDセグメントに匹敵するスペースを備えているという。

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デザインは、最近の日産のアイコンとされている「Vモーション・グリル」、「ブーメランシェイプ」など、すでにXトレイルに採用されているデザイン手法を採用している。

なお、新型パルサーはスペインのバルセロナ工場で生産が立ち上げられるが、その後は他工場での生産も予想される。

日産グローバル公式サイト

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