2013年4月19日、日産は今年1月に発表したように、2012年11月にマイナーチェンジした電気自動車「リーフ」の国内価格を同日より改定すると発表した。
「リーフ」は昨年秋にマイナーチェンジしており、1回の充電走行距離が228km(JC08モード)にまで延ばされ、利便性を向上させるとともに、低価格の新グレード「S」を投入している。
今回の価格改定による値下げは、高価格感を弱め、ゼロ・エミッション社会の実現を加速させるため。改定後の価格では、各グレードが約28万7000円安くなり、前年度と同等の購入補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)を受給できた場合に、約220万円からとなる。
日産は急速充電器の設置を積極的に推進しており、国内販売会社での急速充電器設置店舗数は、2013年3月末までに800店舗まで拡大。これにより、国内販売会社の3店舗に1店舗以上の割合で急速充電器が設置されたことになる。また安部政権下で、エネルギー政策の一環として充電インフラの大幅な拡充も決定しており、EV用の急速充電施設はさらに全国的に拡大する見込みだ。
新価格は下表のようになっている。
日産の関連会社であるオーテックジャパンも、「リーフ」をベースにしたライフケアビークルシリーズの国内希望小売価格を、4月19日より改定すると発表した。
リーフ「ライフケアビークル(LV) 」シリーズには、助手席が回転して乗降時の負担を軽減する「アンシャンテ 助手席回転シート」と両足が不自由な方が両手だけで運転できる「ドライビングヘルパー オーテックドライブギアタイプe」を設定しており、両モデルともにプライスダウンする。