2013年2月27日、日産はジュネーブモーターショーの出展内容を発表した。出展モデルはカテゴリーの新たなスタンダードとなる革新的な新型車「ノート」、マイナーチェンジし性能を向上させた「リーフ」、次世代のクロスオーバーデザインを提案するコンセプトカー「Resonance(レゾナンス)」、日産の高性能プレミアムスポーツブランドのNISMOの2台のラインアップ、「NISSAN GT-R」2013年モデルだ。
新型「ノート」と「リーフ」はいずれもヨーロッパ・プレミアとなるが、ともにヨーロッパで生産されることも注目点だ。
「ノート」はシャープで印象的なデザインと低CO2排出量を実現し、ヨーロッパのBセグメントに投入される。このセグメントで初めて直感的に周囲の状況を把握できるアラウンドビューモニターや、日産の安全技術「セーフティ・シールド」に基づく安全装備が採用されている。
多くの技術的な改良を加えるというマイナーチェンジを行った「リーフ」は、現在までに5万台以上が生産され、世界で最も販売台数の多い電気自動車となっている。またヨーロッパ向けはイギリスのサンダーランド工場で生産される。これらを生産するサンダーランドの英国日産自動車製造会社(NMUK)は、2012年に新記録となる50万台以上を生産した。新型「ノート」と「リーフ」は、ヨーロッパにおける日産のプレゼンスを象徴するクルマと位置付けられている。
「キャシュカイ」、「ムラーノ」、「ジューク」によってクロスオーバーセグメントをリードする日産は、次世代クロスオーバーの新しいデザインと方向性を示すコンセプトカーとして「Resonance(レゾナンス)」を出展する。未来のVIPの宇宙旅行というテーマに着想を得た「Resonance」のキャビンには、新しいアイデアと先進的な技術を盛り込み、印象的で力強いパッケージングを採用している。
また日産の高性能プレミアム・スポーツブランドであるNISMOのラインアップをヨーロッパ市場に正式に投入することも発表される。第1弾となる「ジュークNISMO」と第2弾の「370Z NISMO」が出展される。
これらはNISMOがモータースポーツ活動で培ったチューニング技術や高性能化のノウハウを日産の商品ラインアップに注入し、日産車全体のイメージを高める存在とされる。この他に2013年型[GT-R」も出展される。